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ノンアルコール飲料しか出さないバーがアメリカで流行の兆し 健康志向を反映

白井恵里子

2019/12/02(最終更新日:2019/12/02)


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アルコール依存症からの復帰を目指す人や、健康のためにアルコール摂取を控えている人が、孤立を感じずにバーを楽しめるように、ノンアルコール飲料のみを提供するバー「Sober Bars(酒を飲まないバー)」がアメリカ国内で続々とオープンしている。

ノンアルでも雰囲気は本格バーそのもの

様々な理由でアルコールを断っている人の中には、「友人と楽しく飲んでいた時期が恋しい」「飲み会を辞退し一人寂しく帰宅するのが辛い」「でも周りが飲酒していると流されてしまいそうで怖い」などといった、多様なジレンマを抱えている人が多いようだ。

米テキサス州にある依存症関連センター「Cherokee Recovery Village」にも、「Sober Bars」がある。

海外メディアによれば、店内は薄暗い照明でインテリアや椅子なども本格バーそのもので、ビリヤード台の設置もあるという。

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イメージ写真/Adobe Stock

雰囲気はおしゃれなバーだが、提供はノンアルコール飲料のみだ。利用者は、ノンアルコール飲料を飲みながら、バーの雰囲気を楽しむことができる。

ここは、アルコールへの依存から抜け出すための空間でもあると同時に、禁酒に興味がある人も歓迎しているという。

日本にも出現

日本にも、ノンアルコールのみを提供する「ノンアルコールバー」が存在する。

株式会社ツドイは今年8月30日、本格的ノンアルコールドリンクのみを提供する「Bar Straw」をオープンした。開店日時は不定期で、場所も毎回異なるという。

同社によれば「Bar Straw」は次回、12月14日(土)の15時~20時に、東京都千代田区永田町の「Nagatacho GRiD」でオープン予定だという。

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このバーは、アルコール依存者の支援というよりは、「お酒を飲む人も飲まない人も分け隔てなく楽しめるノンアルコールドリンクの発展」を目指している。

バーや居酒屋の雰囲気そのままに、お酒がなくても楽しめる場の出現は、日本国内でも今後さらに増加していくかもしれない。


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