株式会社ペイノアは11月28日、アーティスト向けの補助金前払いサービス「PayNOAH(ペイノア)」 を開始した。
このサービスは、これまでの補助金サービスにおける事後精算という課題を、アーティストの「才能と可能性」を担保にすることで解決。
金銭的な理由で海外での活動を断念する可能性を減らし、日本から世界へ挑戦するアーティストを応援するものである。
アーティスト向け補助金前払いサービス
「PayNOAH」は、アーティストやコンテンツホルダーが申請できる、経済産業省の「コンテンツグローバル需要創出等促進事業費補助金(J-LOD)」や、国際交流基金等を対象とし、本来は渡航後にもらえる補助金を一部前払いをするサービスである。
ヒアリングをもとに補助金の申請代行から、事後清算までをトータルサポートする。
補助金を受領するためには、各補助金給付団体による審査があるが、審査に通れば海外で活動したいアーティストは、活動費用を簡単に受け取ることが可能になる。
3つの特徴
1.海外活動費の最大3分の2の補助金がもらえる
各補助金給付団体が定める申請基準に応じ、海外での活動費(渡航費や宿泊費、イベント会場のレンタル代、VISA申請代、機材運搬代等)の、最大3分の2を補助金として受け取れる。
受領できる補助金のうち、80%をペイノアから前払いし、残りの20%を帰国後にアーティストに支払う。
2. 面倒な手続きが不要
サイトからエントリーフォームを入力後、アーティストへのヒアリングを実施。
それをもとに補助金の申請や清算などはペイノアが代行する。アーティスト側は面倒な手続きは不要である。
3. 海外活動をサポート
これまで、数百件以上のJ-LODの申請及び海外活動をサポートをしてきたペイノア。現在活動中のアーティストも在籍しており、海外で活動するためのアドバイスを行う。
同社CEOの小林秀氏は、「僕たちアーティストは、才能と可能性を担保に、お金を支払うタイミングやもらうタイミングを変えることができる。お金を理由に大きなチャンスを逃さないでほしい」と考えたそうだ。
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