機密文書の処理を代行する株式会社日本パープルは11月26日、従業員数50名以上の企業・団体で総務部門に所属する1057人を対象に行った「機密文書の処理に関する意識調査」の結果を発表した。
6割以上の企業で機密文書の放置が発生
近年、企業経営のリスクのひとつとして、情報漏洩に伴う膨大な損害賠償(1件平均6.5億円 ※ジェムアルト調べ)が取り上げられるようになってきた。
今回の調査では、22.6%の企業で過去3年以内に紛失や盗難、持ち出しによる漏洩事故が起きていたことが判明。
63.3%の総務担当者が、社内で機密文書を机上や棚に置きっぱなしにしている場面を目撃していた。
機密文書の処理では「シュレッダー」(85.8%)が最も多いと分かった。一方で、処理を手間に感じる担当者が6割以上にのぼるという。
同社は、情報漏洩予備軍となる社員へのセキュリティ教育を強化する前に、物理的に漏洩リスクを排除するような処理を行うことが重要としている。
機密文書処理に専門業者の選択肢を
日本パープル社は、機密資料廃棄サービス「保護くん(まもるくん)」を展開。利用者はオフィスに回収ボックスを置き、機密文書を投入するだけで処理を完了できる。
回収ボックスは、同社工場で人が触らない特殊な破砕方法により処理し、情報を抹消するという。
同社は発表で「大量な書類を安全かつスピーディーに処理を行うためには、専門業者に頼むことも有効なひとつの手段です」と呼び掛けている。
調査概要
期間:2019年11月6日(水)~2019年11月7日(木)
方法:インターネット調査
人数:1,057人
対象:従業員数50名以上の企業・団体で総務部門に所属する人
モニター提供元:ゼネラルリサーチ
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