不動産賃貸仲介大手のハウスコム株式会社は「大学生ビジネスコンテスト 住まいサービス業×地域 新規事業の創出」を開催する。それに先駆けて10月23日にはキックオフイベントが行われた。
ビジネスコンテストの概要
今年で3回目となるハウスコム主催のビジネスコンテストは、学生ならではの面白いアイデアを事業として実現していくオープンイノベーションだ。今回は学生が5つのチームに分かれて、約1カ月間ビジネスアイデアを考え、11月27日に本社で行われる予選会に参加する。
予選を勝ち抜いた2チームはアイデアをさらにブラッシュアップして12月15日に行われる決勝戦に挑む。価値観が偏らないよう、ハウスコム社員以外にも大学教授や他業界のビジネスパーソンなど様々な人を招いて審査を行い、採用されたアイディアもNPOや地域の人を招いて事業化していく。
大手企業×学生でイノベーションのジレンマを解決⁈
このイベントの最大のポイントはビジネスの経験がない学生独自のアイデアからイノベーションを起こし、実際に事業として実現させるという点だ。学生たちは業界に染まらない新鮮なアイデアを持っている反面、人脈や資金力を持たず、事業を動かした経験もない。
反対に大手企業は資金や過去の成功事例には事欠かないが、業界の価値観に染まってしまって斬新なアイデアが生まれにくい欠点がある。
今後、学生との協業は保守的になりがちな大手企業の閉塞感を打破する突破口となるかもしれない。
ハウスコム株式会社:https://www.housecom.co.jp/
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