ヤマトシステム開発株式会社は11月中旬から、企業からの買取代金や返金の支払いを、個人が希望するキャッシュレス決済手段で受け取ることができる「マルチバリューチャージサービス」の提供を始めている。
同社の親会社であるヤマトホールディングス株式会社によれば、このサービスは国内初の試みだという。
決済事業者への支払手続きを一括支援
同社の発表によれば、個人が企業に支払うキャッシュレス決済は普及しつつある一方で、企業が個人へ支払いをする際の手続きは未だに現金払いが主流という。
同サービスでは、各決済事業者への支払い手続きを同社が一括して行うため、企業は複雑な手続きなどをせずに、利用者の希望するキャッシュレス決済手段で即時に支払うことができる。
ブックオフで初導入
このサービスは、ブックオフの一部店舗(全国125店舗)で導入を始めた。利用者は店頭買取金を、キャッシュレス決済で受け取ることができる。
利用者はキャッシュレスで買い取り金を受け取れるため、査定完了まで店内で待機する必要がない。店舗側も即時査定の必要がなくなり、業務の効率化が期待できる。
企業としても利用者としてもメリットが大きいとされる同サービスだが、決済事業者にも、利用拡大の見込み、加盟店手数料収入アップなど利点がある。
▼サービスフロー
ヤマトホールディングスは今後、リユース業界のみならず、幅広い業種業態においてキャッシュレス化を推進し、2025年までに100社の導入を目指すという。
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