成長産業支援事業を推進するフォースタートアップス株式会社は、継続的な調査を行っており、結果を自社サービスであるSTARTUP DB(スタートアップデータベース)に公開している。
11月21日、新たに「海外スタートアップ資金調達額ランキング(2019年1月~9月)」を発表した。
出典:media.startup-db.com海外スタートアップ資金調達額上位はアメリカが独占
海外スタートアップ資金調達額の上位22社を見てみると、国籍の内訳はアメリカの企業が12社と全体の半数を上回る結果だった。
続いて、中国で3社、イギリスで2社、ドイツ・ロシア・台湾・コロンビア・メキシコで1社ずつランクイン。
サービス領域別では、EC関連と自動運転関連が3社ずつと全体的には多い印象だ。
一方、AIやシェアリング・ブロックチェーンなどサービス領域が幅広い企業もみられる。
ソフトバンク・ビジョン・ファンドによる出資企業が多数ランクイン
特筆すべきは、ランキング企業のうち8社がソフトバンクまたはソフトバンク・ビジョン・ファンドによる出資であることだ。
これら8社はアメリカと中国の企業が中心で、出資をしているシリーズの多数でソフトバンクまたはソフトバンク・ビジョン・ファンドが主要引受先となっていた。その他、4位のChehaoduoや8位のOneWebに対して出資額が10億ドル以上に上ることも注目に値する。
2019年7月、ソフトバンクは10兆円規模の2号ファンド設立を公表したものの、目標額に到達せず11月に当初募集を終了。
今後も投資コミットメントを募ると予想されるが、1号ファンドのように世界に影響を与えることができるのか、ソフトバンクの動向には注目が集まっている。
海外スタートアップ資金調達ランキングの詳細レポートは、次のURLを参照してほしい。
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