外資系人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン(ヘイズ)は21日、「ヘイズ 世界34カ国・地域人材の需給効率調査(Global Skills Index)」の調査結果を発表した。
世界34カ国・地域のハイスキル労働市場における人材の需給効率を評価・分析したところ、「人材ミスマッチ」スコアにおいて、日本はワースト2位だったという。
イメージ画像/Adobe Stock人材の需要と供給に関する調査
同調査は、英ヘイズがイギリスの調査会社オックスフォード・エコノミクスと共同で2012年から毎年行っている調査。
労働市場に関する7つの項目(教育の柔軟性・労働市場への参加・労働市場の柔軟性・人材のミスマッチ・全体的な賃金圧力・専門性の高い業界における賃金圧力・専門性の高い職業における賃金圧力)を0から10までの数値で指標化し、人材の需要と供給の状況を評価・分析している。
求められるスキルを満たした人材が不足
日本は今年、人材確保が簡単かどうかの指標「人材ミスマッチ」スコアにおいて、世界34カ国・地域のうちワースト2位に。
企業が求めているスキルと実際に求職者が持っているスキルが大きく離れており、ハイスキル人材の採用が、世界で2番目に難しい国という結果となった。
同社の発表によると、日本では急速な技術の進化やグローバル化に日本の人材が持つスキルが追い付いていない状況だという。
最も人材不足が深刻なIT業界では、AI技術者やデータサイエンティスト、IoT技術者、サイバーセキュリティ―エンジニアなどの需要が高いが、スキルを満たした人材が不足した状況が続いているそうだ。
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