グローバル採用支援を行うフォースバレー・コンシェルジュ株式会社は、日本で就労を希望するネパール人の育成のため、韓国・永進専門大学校と共同で、ネパールの3大学に奨学金付き日本語コース「Connect Jobクラス」を開講する。
提携するのは、ネパール有力大学のトリブバン大学、カトマンズ大学、ミッドバレー大学。11月18日にトリブバン大学で開講式を行った。式典には、日本の駐ネパール大使・西郷正道氏が出席した。
IT人材のマッチングプロジェクト
同社によると、ネパール国内ではITをはじめとする高等教育を受けた人材の失業率が、過去10年間で上昇していることを背景に、多くの学生はネパール国外での就職を希望しているという。
日本では2030年に、IT人材が約79万人不足すると試算されており、国外からの人材獲得が求められている。
同社はIT人材育成を目指して、日本就職プログラムをネパールトップ大学のIT専攻の学生向けに提供する。
ネパール帰国後も社会に貢献できる人材育成
日本語コース「Connect Jobクラス」は、選考で日本企業から内定を得た学生が、奨学金を得ながら受講ができ、修了後は日本企業へ就職する。
カリキュラムは、日本企業就職人数で定評のある韓国・永進専門大学校のものを採用。日本語やビジネスマナー、一部内定先企業のニーズに合わせたトレーニングなど「注文式教育」を実施する。
日本・韓国・ネパールの3カ国が連携して、ホワイトカラーとして日本で就職し、ネパール帰国後にも活躍できるIT人材の育成を目指す。
同社は今後、機械・電気電子・サービスなどIT以外の分野にも展開していくとしている。
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