東京コピーライターズクラブ(TCC)は11月18日、1年間の広告で実際に使用された広告コピーを収集し分析した結果をもとに、2019年の特徴と傾向を「広告コピービッグデータ解析」として発表した。
25,045件の広告コピーを解析
TCCは、日本全国で活躍するコピーライターやCMプランナーの団体。毎年4月に、前年度に使用された広告の中から優秀作品を選出し、その制作者を「TCC賞」受賞者として発表している。
今回の解析では、2019年TCC賞の選考対象となった広告コピー全6,797件に含まれた広告コピー25,045件が分析対象となった。
全広告コピーを単語に分類し、単語ごとに品詞も分類。そして、急上昇頻出単語を抽出したという。
さらに平成と向き合います
品詞別の急上昇頻出単語を見ると、名詞の第1位は「平成」だった。昨年比増加率は3.6倍。動詞では「向き合う」が第1位となり、副詞では「さらに」がトップになった。
この解析結果をもとに、2019年を象徴する広告コピーとして浮かび上がった一行は、「さらに平成と向き合います」だったという。
同団体は、人々が年号の移り変わりに伴い時代そのものを振り返り、その年月を見つめ続けるという、2019年らしい言葉が出来上がったとしている。
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