一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)は、地域課題をビジネスの手法で解決する人材育成塾「宮崎ローカルベンチャースクール」(宮崎LVS)の3期生について、11月24日(日)まで応募を受付中だ。12月6日(金)より全5回の講座をスタートする。
郡部の財団が主催する「宮崎LVS」
こゆ財団は、2017年4月に宮崎県児湯(こゆ)郡新富町が旧観光協会を法人化して設立した地域商社。同財団が主催する「宮崎LVS」は、東京で学びながら地域課題の解決に挑戦する、実践型の地域版MBAプログラムだ。
全5回講座のうち、1回は宮崎県新富町でフィールドワークを実施。地域課題を現場で学びながら、ビジネスプランの作成につなげていくのが目的となる。
1期生(2019年1月修了)、2期生(同年7月修了)では合計46名が受講し、うち4名が宮崎県新富町に移住し、起業家として活動している。今回はその3期生の募集。
こゆ財団では「地域おこし協力隊」制度を活用し、地域における「稼げる人材」の採用と事業化を支援していく。
地域おこし協力隊は総務省が提唱しているもので、人口減少や高齢化が進行する地域において、地域活性化や人材確保の手段として活用されている。
こゆ財団では移住前の段階で地域の現状を知り、移住後のビジネスを計画していく機会も用意しており、宿泊研修を通じて、地域の人材と交流を図り、着任前後のギャップやミスマッチ解消にもつなげていきたい意向だ。
「宮崎LVS」3期のテーマは「旅するように生きる・働くを学ぶ」
「宮崎LVS」では、ビジネス創出や人材育成のプロフェッショナル人材を講師に招へい。実践的な内容の講座を実施しており、1期ではソーシャルデザインをテーマにしたウェブマガジン「greenz.jp」を運営するNPO法人グリーンズの代表・小野裕之氏、2期ではジャーナリストの藤代裕之氏らが登壇した。
3期では、地域プロデューサーの齋藤潤一氏、情報誌「TURNS」プロデューサーの堀口正裕氏、国内最大の訪日メディア「MATCHA」を運営する青木優氏、多拠点居住定額制サービスサービス「ADDress」代表の佐別当隆志氏らが登壇予定。テーマは「旅するように生きる・働くを学ぶ」で、主に地域の観光に関するビジネス創出を考えていく。
こゆ財団では、財団の拠点である宮崎県新富町を起業家の集積地に発展させていきたい意向だ。
【宮崎ローカルベンチャースクール(宮崎LVS)3期】
2019年
・第1回講座:12月6日(金) 講師/齋藤潤一氏(まちづくりGIFT)
・第2回講座:12月14日(土)〜15日(日) 講師/こゆ財団 ※宿泊研修
2020年
・第3回講座:1月10日(金)講師/青木優氏(MATCHA)
・第4回講座:1月31日(金)講師/佐別当隆志氏(ADDress)
・第5回講座:2月22日(土)講師/堀口正裕氏(TURNS)
◆定員:20名
◆申込み締切:11月24日(日)23:59まで
◆合否の連絡:11月26日〜28日の間で順次連絡
※スケジュールと講師は予告なく変更となる場合あり
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