大手私鉄・小田急電鉄株式会社は2018年9月16日から始めた従業員向け福利厚生プラン「famione(ファミワン)」を継続して提供する。
企業として妊活、不妊症への理解を深めたい
「famione」は、株式会社ファミワンが提供するLINEを活用した妊娠に向けた活動を支援するサービスである。
妊活や不妊治療については、約6組に1組の夫婦が課題に感じているといわれる。
小田急電鉄は、社員の妊活や不妊治療に対する支援として「ファミワン」の継続を決定。同社では10月7日、8日に現業職の監督者向けに、妊活や不妊の理解促進を目的としたワークショップを開催した。
出典元:株式会社ファミワンプレスリリース参加者からは「女性にかかる負担や病院に通う回数が多い理由について理解できた」「男女ともに身体的、精神的、経済的負担が非常に大きいことがわかった」「部下や同僚が安心して働ける環境を作ることが大事だと思った」といった声があがったという。
「ファミワン」導入の目的
小田急電鉄は「ダイバーシティ&インクルージョン」の実現が、企業成長につながると考えており、同社では仕事と家庭の両立サポートを推進する一環として、不妊やがんなどの治療と仕事の両立について検討を進めてきた。不妊などに悩む社員の不安を軽減し、長期的なキャリアプランを描きやすくしたいと昨年から同サービスを導入している。
「ファミワン」 は妊活に取り組む夫婦を支える、LINEを活用したパーソナルサポートサービス。LINEにアカウント登録をすると専門のチェックシートが届き、その入力内容を分析し、各自の妊活状況に合わせたアドバイスを行っている。
不妊症看護認定看護師や、NPO法人Fineの認定ピアカウンセラーなど、専門家によるアドバイスを受けることができる。
個人契約の場合、月額3980円の有料プランで、専門家への質問や電話相談を利用できる。今回、小田急電鉄は従業員とそのパートナーが有料プランを含めて全て利用できる福利厚生制度としてサービスを提供するという。
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