株式会社エム・ソフトは11月11日、通常のスタジオセットでリアルタイムに映像の分離・合成を可能とするシステム「RayBrid KeyMaker」を新発売した。
得意とする映像処理技術を活かし
同社はこれまで数多くのテレビ作品および映画作品に携わり、その中で映像処理技術のノウハウ・経験を積み上げてきたという。
「RayBrid KeyMaker」は、同社がその技術を駆使して開発したものだ。
通常のスタジオで利用可能
同社によれば、従来の映像合成では色によって背景の分離を行うため、グリーンバックやブルーバックなどの専用スクリーンセットや背景用CGなど、特殊な設備が必要だ。
しかし、同製品は距離センサーと映像処理技術により、そのような特殊なセットがなくても、通常のスタジオで前景・背景の分離や映像合成が可能だ。番組制作者は、演出上必要な素材だけを準備すれば良いという。
映像の分離・合成をリアルタイムに行うことができるため、番組の生放送での利用にも適している。
簡単に素早く編集ができる機能などを搭載しており、番組制作体制を大幅に変更せずとも少人数での運用も可能だとしている。
同製品は2019年11月13日(水)~11月15日(金)に千葉の幕張メッセで開かれる「2019年国際放送機器展」キヤノンブースに展示予定。
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