車の運転席で左右前方にあるピラー(柱)は死角を生み、時にしてドライバーの視界を妨げ、重大な事故に繋がる可能性がある。
この死角をなくそうと、米・ペンシルベニア州在住の14歳、Alaina Gassslerさんが手軽に導入できる方法を開発した。
©Society for Science & the PublicWeb用のカメラを活用
海外メディアによれば、死角を埋める方法は実にシンプルだ。
フロントガラスの外側にWeb用のカメラを設置。撮影した死角となるピラーの向こうの今現在の景色を、プロジェクターでピラーの内側に映し出す。窓から見える景色と映像をきれいに繋げるとことで、死角をなくすという。
カメラを利用してピラーを透明化する技術はすでに存在するが、彼女の発明で特筆すべきは、家電量販店などで入手できる市販品を主に使って比較的安価に組み立てた点だ。
彼女は10月29日、このプロジェクトで、日本の中学生に相当する学生を対象にした全国科学・エンジニア大会「Broadcom MASTERS」で優勝を飾っている。
©Society for Science & the Public©Society for Science & the Public©Society for Science & the Public大会開催者である「Society for Science & the Public」によれば、代表のMaya Ajmera氏は、「このプロジェクトは、車の死角撤廃により、自動車事故の大幅な削減に貢献する可能性を持っている」とコメントしたという。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう