- 目次
- +商標調査の問題点
- +人工知能が調査を手助け
株式会社IP-RoBoは、商標の登録可能性等の先行調査を支援する人工知能サービス「TM-RoBo(ティーエム・ロボ)」の追加機能として、称呼一括判定機能を11月5日(火)から提供開始した。
商標調査の問題点
新商品のネーミングや特許出願の際には同じ(もしくは類似した)商標の登録がないかを調査する必要がある。しかし既存のシステムでは一つ一つの商標を入力して出力結果の確認を専門家がPCの画面上で行う必要があり、多数の候補商標を一括して調査する必要がある際には非常に非効率だ。
人工知能が調査を手助け
そんな商標調査の問題を解決するために生まれたのがTM-RoBoだ。
特許庁や裁判所でこれまで蓄積されてきた判断や弁理士のノウハウを機械学習させることで専門的な知識がなくても商標の使用等に関するリスクを判定することができる。
今回追加された称呼一括判定機能では調査したい複数の商標を格納した入力CSVファイルをTM-RoBoにアップロードするだけで各商標について専門家と同程度の精度で称呼類否判定を行ってオリジナル性を表す数値(TMR)とともに全ての結果をCSVファイルに格納してくれる。
利用者は類似度が一定数値以上のもの(全体の10分の1から数千分の1程度)を追加で確認すれば良いだけので従来の調査方法と比べて数十倍~数千倍の業務効率改善が可能となるのだ。
TM-RoBoは今後も続々と新機能をリリース予定なので商品開発に関わるメンバーやコピーライターなど商標を使用する人はチェックしておいて損はない。
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