日本マイクロソフトは今年の夏、土日に加えて金曜日を休みにする週休3日制を導入した。
社員のワークライフバランスの改善に向けた大胆な取り組みと、複数の海外メディアで取り上げられるなど注目を集めている。
週末が3日間になり生産性が40%アップ
英MailOnlineが伝えるところによると、同社では今夏1カ月間にわたり「ワークライフチョイスチャレンジ 2019夏」と称し、労働改革プロジェクトを実施。
2,300人の従業員に対し毎週金曜日を休みに設定したという。つまり従来2日間だった週末が1日分増えたわけだ。
その結果、生産性が39.9%アップするという驚くべき成果が得られたという。
従業員がひと月に取得する休暇が25.4%減り、オフィスでの電力使用量は23.1%削減され経費節約にもつながった。
会議のあり方に変化あり
生産性が約40%も向上した主な要因は会議の変化にあるとみられる。
1週間分の仕事を終わらせるのに勤務が4日しかないため、会議の多くは開かれなかったり、短縮されたり、対面式からテレビ電話などを用いたバーチャルミーティングへと姿を変えた。
トライアル終了時に社員に行ったアンケートによると、92.1%の人が「週4日勤務はよかった」と回答。
懐疑的な意見もあったが、プロジェクトは概ね成功といえる結果に。
今夏の成功により、同社は2020年夏や他の時期にも再度週休3日制を取り入れることを計画している。
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