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日本マイクロソフトが週休3日の導入で生産性が40%アップしたと発表

さえきそうすけ

2019/11/06(最終更新日:2019/11/06)


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日本マイクロソフトは今年の夏、土日に加えて金曜日を休みにする週休3日制を導入した。

社員のワークライフバランスの改善に向けた大胆な取り組みと、複数の海外メディアで取り上げられるなど注目を集めている。

週末が3日間になり生産性が40%アップ

MailOnlineが伝えるところによると、同社では今夏1カ月間にわたり「ワークライフチョイスチャレンジ 2019夏」と称し、労働改革プロジェクトを実施。

2,300人の従業員に対し毎週金曜日を休みに設定したという。つまり従来2日間だった週末が1日分増えたわけだ。

日本マイクロソフトが週休3日の導入で生産性が40%アップしたと発表 1番目の画像
イメージ画像:AdobeStock

その結果、生産性が39.9%アップするという驚くべき成果が得られたという。

従業員がひと月に取得する休暇が25.4%減り、オフィスでの電力使用量は23.1%削減され経費節約にもつながった。

会議のあり方に変化あり

生産性が約40%も向上した主な要因は会議の変化にあるとみられる。

1週間分の仕事を終わらせるのに勤務が4日しかないため、会議の多くは開かれなかったり、短縮されたり、対面式からテレビ電話などを用いたバーチャルミーティングへと姿を変えた。

トライアル終了時に社員に行ったアンケートによると、92.1%の人が「週4日勤務はよかった」と回答。

懐疑的な意見もあったが、プロジェクトは概ね成功といえる結果に。

今夏の成功により、同社は2020年夏や他の時期にも再度週休3日制を取り入れることを計画している。


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