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使えなかった有給を供養し、有給取得率向上を祈願するイベントが開催

長澤まき

2019/11/01(最終更新日:2019/11/01)


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インターネット広告やPRイベントの企画・制作等を行う株式会社人間(大阪市西区)は11月22・23日(勤労感謝の日)に、東京・大手町にて、有給休暇(有給)をテーマとする展示&参加型イベント「有給浄化」を開催する。

有給を魂にたとえ、使われなかった有給を供養することを通じて、日本人の有給取得率向上を祈願するイベントだ。

灯篭を300基並べ、実際に僧侶が供養

特設サイトを通じて募集した「有給の消化ができなくて悔やまれた体験」に戒名を付けて灯篭に印字。

会場にこれらの灯篭を約300個並べ、集められたエピソードを順番に中央の大灯篭に投影する。

イベント中は、数回にわたって実際に、台東区にある西念寺で僧侶を務める佐山拓郎上人による読経や有給浄化オリジナルの回向による供養が行われる。

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働き方改革について考えるイベント第2弾

この企画は、同社による働き方改革について考えるイベント第2弾。

同社は毎年、勤労感謝の日に、働き方改革について考えるイベントを企画。昨年は「ブラック企業体験イベント」を開催した。

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出典元:人間プレスリリース

今回のテーマは有給休暇。

働き方改革関連法案の成立に伴い、今年4月1日より有給取得が義務化されたが、国民全体の意識はまだまだついてきていないのが現状。

その意識を変えるため、「有給を弔う」をコンセプトに、取得されずに消えてしまった有給の価値について考えるイベントを開催する。

意識向上や関心喚起が目的

特設サイトにて11月15日まで、有給を使えずに後悔したエピソードを募集。

事前アンケートでは、子どもの保育園の誕生日会を延期(戒名:我が子の誕生日会が7ヶ月遅れた)や、ヒューストンのゴルフ場でハンバーガーを食べている間に第1子が生まれた(戒名:地球の裏側で産声を聞けず)といったエピソードが集まったそうだ。

他にも、有給の使い方を占ってくれる「やすみくじ」や、最も共感したエピソードに投票できる「有給灯票」など、有給の重要性を感じられる様々な企画を用意し、有給制度への意識向上や関心喚起へ繋げる。

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出典元:人間プレスリリース
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出典元:人間プレスリリース

【有給浄化】
・開催日時:11月22日・23日、18~21時
・入場料:無料
・開催場所:東京サンケイビル メトロスクエア フラット
(東京都千代田区大手町1-7-27)
※タイムテーブルなど詳細は、特設サイトにて見ることができる


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