パーソルキャリア(東京都千代田区)が運営する、企業の人事・採用担当者向けWeb情報メディアのダイレクト・ソーシングジャーナルは29日、20代・30代の「はたらく価値観」の調査結果を発表した。
プライベート重視と思われがちな20代・30代だが、実際は仕事へのモチベーションも高く、やる気も十分にあることが明らかになったという。
イメージ画像/Adobe Stock9割近くが「やりがい・成長」を求めている
企業の採用活動に生かしてもらうことを目的として今年8月、転職サービスdodaの20代・30代の会員を対象にWebアンケート調査を実施した。
「仕事にやりがいは欲しいか?」「仕事を通して成長したいか?」「仕事を頑張ってお金を稼ぎたいか?」と質問したところ、全てで「そう思う」という回答が60%超に。
「少しそう思う」を合わせると、90%近くがやりがいや成長を求めつつ、しっかり稼ぎたいと考えていることが分かった。
出典元:転職サービス「doda」プレスリリース優先順位は「やりがい」と「稼ぎ」が僅差
やりがい、成長、稼ぎに順位を付けてもらったところ、「やりがい優先」(46.5%)と「稼ぎ優先」(43.2%)に分かれる結果に。
やりがい派からは「モチベーションの維持や成長のためには“やりがい”が必要」という声が多く、稼ぎ派からは主に「生活のためにはまず稼ぐことが大切」「仕事の評価が給与だから給与が大切」という意見があがったそうだ。
出典元:転職サービス「doda」プレスリリースプライベートと同じくらい仕事も重要
「プライベートと同じくらい仕事も重要だと思うか?」という質問には、50.8%が「そう思う」、25.4%が「少しそう思う」と回答。
オンオフのメリハリや仕事とプライベートのバランスを重視する声が多くあがったことから、20代・30代の多くは、プライベートも仕事もどちらも充実させたいバランス重視型であることが分かった。
調査結果からは、20代・30代にとっての理想の残業時間は月10~20時間(毎日30分~1時間程度)ということも判明した。
出典元:転職サービス「doda」プレスリリースこれらの結果を受けて同社は、採用選考時には応募者の仕事とプライベートの優先順位を含めた“働く価値観”を確認することで、入社時のミスマッチを最小限に抑えることができるとコメント。
また、入社後はその価値観を維持しながら働くことができているか、やりたい仕事ができているかという視点でフォローを続けることが重要になるだろうと分析している。
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