東京商工リサーチ(東京都千代田区)は24日、2019年「全国社長の出身大学」調査結果を発表した。
同社の企業データベース約379万社の代表者データから出身大学を抽出し集計。同一人物が複数の企業で社長を務める場合は売上高の条件で1社に絞り込み、社長を兼務する重複企業26万3690社は集計対象外とした。
2019年全国社長の出身大学トップは日本大学(2万1581人)。調査開始以来9年連続で首位を維持した。
イメージ画像/Adobe Stock1位は日大、東大が国公立大初の10位入り
1位日本大学、2位慶応義塾大学、3位早稲田大学、4位明治大学、5位中央大学、6位法政大学と、ランキングの1位から6位までを、東京に本部を置く大規模私立大学が占めた。
関東以外では、7位と9位に関西勢2校がランクイン(7位近畿大学、9位同志社大学)。
上位9校は前年から順位の変動がなかったが、10位に東京大学(前回11位)が入った。国公立大学がトップ10に入ったのは、2010年の調査開始以来初めてだという。
出典元:東京商工リサーチ東日本は中央志向、西日本は地元優先
調査では、東日本の中央志向と西日本の地元優先も浮き彫りになった。
都道府県別(企業所在地別)に見ると、東日本は21都道県中17都県で日本大学が首位を占めている。
一方、西日本(北陸以西)では地元や域内の大学が上位に。26府県のうち10県(約4割)で国立大学が首位に立った。
出典元:東京商工リサーチ国立大・理工系大出身社長が業績好調
社長の出身大学と業績にはどのような関係があるのか。
出身社長数が上位100校の社長が経営する企業の業績(医科歯科系を除く)を見ると、東京大・京都大・大阪大など旧帝大を中心とした国立大学が上位を占めており、私立大学では金沢工大・千葉工大・大阪工大などの理工系大学が健闘している。
出身社長数と企業の業績には相関関係はなく、国立大学や理工系大学出身の社長が経営する企業が業績好調なようだ。
出典元:東京商工リサーチ調査結果の詳細は東京商工リサーチWebサイトにて見ることができる。
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