一般社団法人シェアリングエコノミー協会は、株式会社エフアンドエムと提携し、無料で使える確定申告アプリ「CalQ Share」をリリース。副業・兼業で収入を得るシェアワーカーの会計支援を開始した。シェアサービスの売り上げも「CalQ Share」で一括管理できるため、会計業務を負担に感じるシェアワーカーには朗報だ。
確定申告未経験者が多いシェアワーカーたち
2019年4月に働き方改革が施行され、副業解禁の動きが高まっている。シェアリングエコノミー協会が運営するシェアワーカーが集まるオンラインサロン「SHARING NEIGHBORS(シェアリングネイバーズ)」も、会員数が2019年10月現在で2000人を突破。“一つの企業だけに頼らない、個人で収入を得る働き方” に関心が集まっている証といえるだろう。
しかし、依然として会計知識が乏しいシェアワーカーが少なくないのが現状である。シェアリングエコノミーサービス等を用いて収入を得た際、所得税の課税対象となる場合があっても、確定申告未経験者が多いシェアワーカーにとって会計業務は大きな負担なのだ。
そこで、シェアリングエコノミー協会は個人事業主向け会計サービスを提供するエフアンドエムと提携し、“シェアワーカーのための会計業務支援”を開始。無料で使える確定申告アプリ「CalQ Share」をリリースした。
近日公開予定の無料確定申告/会計アプリ『CalQ Share)』
エフアンドエムが近日公開予定の『CalQ Share(カルク シェア)』は、シェアリングエコノミー等の副業に特化した、無料で使える確定申告&会計アプリ。
シェアサービスの売り上げを一括管理し、経費は家計簿アプリと同様にスマホで簡単入力。複数ある収入源を一覧で把握でき、経費と私用の割合もカーソルを移動するだけで調整可能だ。
さらに、税務署に提出する “確定申告書” もアプリへ反映した内容を元に、PDF形式で出力可能。別途市販の会計ソフトを購入しなくても、「CalQ Share」のみで確定申告が完結できるところが最大のメリットだろう。
シェアワーカー垂涎の「CalQ Share」公開タイミングについては、エフアンドエムより近日中に報告があるとのことなので、発表を待ちわびたい。
シェアリングエコノミー・副業向け会計サービス「カルク」
https://2nd.calq.jp
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