ハラスメントのグレーゾーンの問題とその対処法を専門に取り扱う研修会社・インプレッション・ラーニング(東京都中央区)の講師を務める鈴木瑞穂は10月4日、「現場で役立つ!ハラスメントを許さない現場力と組織力」を発売した。
日本のビジネス現場にハラスメントに対する正しい理解を浸透させるため、グレーゾーン対応のプロが現場のリアルを書籍化したという。
出典元:インプレッション・ラーニングプレスリリース線引きが曖昧で、意志疎通に支障も
近年、髪を切った女性部下に「ショートヘアにしたんだ、似合ってるね」と言ったところ、自分だけ「それってセクハラじゃないですか」と返されたなど、一見何も問題なさそうな日常的なコミュニケーションがハラスメントのグレーゾーンとして職場で問題になっている。
職場の机に家族写真を飾る、厨房で危ない場面に出会い「あ、火傷するぞ!」と叱る、芸上事務所で水着のキャンペーンポスターなども、判断が難しいセクハラやパワハラのグレーゾーン事例にあたるそうだ。
パワハラと指導の境界線があいまいで困っているという人も多く、ハラスメントを恐れるあまり、管理職側と若手社員の意思疎通に支障が出て、業務に悪影響を及ぼすことも懸念される。
出典元:インプレッション・ラーニングプレスリリースグレーゾーンの悩みを減らす
同書は、具体的な事例を交えながら、セクハラとパワハラ問題に対する理解と現場レベル・組織レベルでの対応を具体的に解説。
ハラスメントという日本語が浸透してきたからこそ増えてきたグレーゾーンの悩みを減らす一助になれば、と考えているという。
【現場で役立つ!ハラスメントを許さない現場力と組織力】
・出版社:日本経済新聞出版社
・発売日:2019年10月4日
・著者:鈴木瑞穂
・価格:本体1600円+税
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