LINE株式会社と株式会社ジェイアール東日本企画が、電車内広告の連携に関する実証実験を開始した。
LINEが運営する運用型広告配信プラットフォームLINE Ads Platformで、LINEと電車内広告とを連携させる。
車内広告の課題とは
指定地域に居住する男女を対象としたスマートフォンと電車内広告の親和性の高さに関する調査によると、電車内広告を閲覧した後の行動として、スマートフォンで気になった広告に関する情報を調べたという回答がもっとも多かった。
電車内広告とスマートフォンの親和性の高さが示された結果だ。
一方で、詳細な情報を得ようとする場合、検索エンジンなどでWeb上から情報を探す必要がある。
こうした手間が、広告は多くの乗客が目にしているにもかかわらず、十分な情報を得るには不十分という問題の原因でもあった。
LINE Beaconで電車内の広告とLINEを連携
このような背景から、便利で価値あるユーザー体験を提供すべく、LINE Beaconを活用した電車内広告とLINE連携の実証実験を行う運びとなった。
実証実験では、山手線の車両内に設置したLINE Beaconを活用。
中づり広告や窓上チャンネル等に表示される動画広告と、乗客のLINEとを連携するという。
LINE Beaconを利用中の乗客のLINE上に表示されるLINE Beaconのバナー通知から、近くにある車内広告に関連したキャンペーン情報やクーポンを配信する。
これらの施策を通じて、ウェブ検索などを行うことなく、普段利用しているLINE上でリアルタイムかつシームレスに情報を受け取るという、電車内における新たなユーザー体験の実現を目指す。
実証実験に関する広告主からの問い合わせ窓口は、次のWebサイトとなっている。
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