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増税の“前”と“後”で物価や消費はどう変化した?日経CPINow消費者心理への影響を把握する最新データを公開

U-NOTE編集部

2019/10/09(最終更新日:2019/10/09)


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データの解析・分析に強みを持つ株式会社ナウキャストが消費者の心理にも影響を与える「物価」について、増税“後”の最新のデータを公表した。 

さらに、価格だけでなく、実際に消費された数量がわかるPOSデータを活用した物価指数「日経CPINow・T指数(以下、T指数)」も公開。T指数の中でも全国のスーパーでの売上高の動きを示す「売上高指数」は必ず確認したい。

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リアルタイムで真の物価を提供するナウキャスト 

株式会社ナウキャストは、株式会社 Finatextホールディングスの子会社で、ビッグデータの中でも、世界で注目が高まるオルタナティブデータの解析・分析に強みを持つ。 

ナウキャストが提供するサービスのひとつが日経CPINow。 

日経CPINowの特徴は、全国のスーパーやコンビニ、ドラッグストアから収集された日経POSデータの解析・分析から、リアルタイムで“真”の物価を知ることができる世界初の日次物価指数という点だ。 

日経CPI・T指数の推移 

消費税率が8%から10%に引き上げられた後に内閣府が発表した9月の消費動向調査で、増税を前に消費者心理の冷え込みが強まっていたことが明らかになった。 

日経CPINowによるリアルタイムかつ真のデータを紹介する。

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(注)全国。T指数は前年同日比(前年比)。消費税の直接的な影響を除くベース。 

T指数(物価指数)は、増税前9/22に+0.0022を付けて以降、下落基調が続いている。

品目別物価上昇・下落寄与度(上位5品目) 

9月30日と10月1日のデータを比較すると、品目別では上昇65項目、変わらず21項目、下落131項目だった。 

9月30日 

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10月1日

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前の日に比べて上昇した項目が減り、下落した項目が増えた。増税前に下落寄与度の上位にはいっていた「発泡酒」や「洗濯用洗剤」などまとめ買いに向いた品目が増税後はランク外に。 

参考:2019年の日経CPINow・T指数(日次)推移 

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 ※2019年10月1日まで 

参考:売上高指数の推移(日次) 

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※前年同曜日比(前年比)  

なお、紹介したデータはすべてナウキャストが出所となっている。 

株式会社ナウキャスト
https://www.nowcast.co.jp/


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