ホワイトカラーの日本国外出身の人材向けキャリアプラットフォームの開発・運営を担うAbroad株式会社は9月30日、東京都目黒区に会社設立を発表した。
外国人向けWebキャリアプラットフォーム「Abroad Career」による情報収集の支援などを通じて、国内で急速に受け入れが進む外国人就労者たちの就職・転職を手助けする。
海外での就職活動ならではのニーズ
海外での就職活動では、業務使用言語、就労ビザ取得支援の有無、外国人材の採用実績情報など外国人だからこそ気になる情報へのニーズが存在する。
日本国内でも労働人口の減少、国際競争力の低下などの追い風を受けて外国人就労者が急増。国を越えて挑戦する個人や組織が直面する課題に手を差し伸べ、目的達成のサポートを行うというミッションを掲げて設立に至ったという。
自分にマッチする日本企業を見つけられる「Abroad Career」
日本企業内の外国人材は増加の一途をたどり、2030年までに200万人に到達するとされている。
一方で、彼らに向けたWeb求人プラットフォームの整備は進んでおらず、就職活動前後で人材と企業とのミスマッチに悩む外国人が大勢いるのが現実だ。
創業した代表取締役CEOの百井靖晃氏と久間木智治氏が、海外での就職活動や就労経験を経験し、母国外での就職活動における情報の非対称性を痛感。それらを解決を志したという。
Abroad株式会社は外国人を採用したいと考える日本企業との本人とのミスマッチを解消すべく、外国人向けWebキャリアプラットフォーム「Abroad Career」を開発した。
「Abroad Career」では、学生を含む求職者と、すでに日本で就労している外国人を繋ぎ、外国人だからこそ気になる日本企業の情報を先輩外国人社員より聞くことができる。
同社ではこのほか、企業向けHRコンサルティング等の事業を行っていくとしている。
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