ジョンソンコントロールズ株式会社は9月19日、AI(人工知能)とIoT(モノとインターネット)を活用したプラットフォームにビル運営システムのデータを集積し、用途に応じて活用できる方法を発表した。
ビル関連事業に特化したグローバル企業
ジョンソンコントロールズは世界150カ国で中央監視、自動制御機器、空調冷熱機器、冷凍機、セキュリティシステムの設計、施工、保守、ならびに運用コンサルティングを提供している会社だ。
今回開発されたDigital Vaultは様々なビルシステムから収集される複雑なビッグデータをクリーニング、ノーマライジング(正規化)し、有益な情報として活用しやすくするデジタルクラウドプラットフォームである。
データはエネルギー予測や不具合検知、空調の最適化などのDigital Vault 上に構成されるAIアプリケーション、クラウドベースのビル設備データ解析プラットフォーム「ジョンソンコントロールズエンタープライズマネジメント(JEM)」、テナント向けファシリティマネジメントシステム「コンパニオン」、Connected Converged Security(集約セキュリティシステム)などのアプリケーション等で活用できるようになった。
建物内の様々なシステムが接続され、自律的に連動するシステムを「アズ・ア・サービス」として提供するという。今後はビッグデータを最大限に活用し、より安全に持続可能で快適な建造物内環境を作り出せるという。
ジョンソンコントロールズ インターナショナル:https://www.johnsoncontrols.com
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