ウェルネス・コミュニケーションズ株式会社は、企業の生産性向上をサポートするサービス「ANBAI(アンバイ)」の販売店契約を、株式会社DUMSCOと締結した。9月から販売を始める。
従業員の健康は企業の業績に影響を与える
「ANBAI(アンバイ)」は、スマートフォンのカメラによるストレス測定技術を活用して、チーム・組織の科学的なコンディション管理を行う。
従業員の健康は、パフォーマンスに直結する。近年、出勤はしているものの、メンタルヘルスや体調の不調により、本来発揮されるべきパフォーマンスが低下した状態になる「プレゼンティーズム」が深刻な問題になっているという。プレゼンティーズムは、従業員の集中力・判断力の低下による作業効率の悪化やケアレスミスを発生させ、企業の生産性低下にもつながってしまう可能性がある。
だからこそ、企業側としては従業員の健康や体調を良好に保つことは大変重要なテーマとなる。そのためには、従業員の日々の体調変化を正確に把握することが欠かせない。
ストレス測定アプリ「ストレススキャン」を活用し、よりパワーアップさせた「ANBAI」とは
「ANBAI」では、2013年から株式会社DUMSCO が提供しているストレス測定アプリ「ストレススキャン」の技術とデータを活用。従業員の日々の体調を客観的に数値で測り、体調変化を俯瞰できるツールであると同時に、企業が組織の状態をモニタリングできるというものだ。
「ANBAI」の4つの特徴を紹介しよう。
1つめは、科学的な自律神経測定の技術を採用している点。自律神経、ストレスの定量的な評価方法として多くの実績がある「心拍変動解析(HRV)」と呼ばれる手法を導入している。
自律神経活動は日々の運動・生活習慣に加えて疲労、睡眠不足などと関係がある。アスリートのコンディション管理などにも応用されているなど、客観的にストレスや体調を「見える化」できる優れた指標といえる。
「ストレススキャン」で得られたデータや技術的なフィードバックを「ANBAI」に取り入れることで、より進化した健康状態モニタリングを実現した。
2つめは、ウェアラブルなど特別な機器は不要である点。スマートフォン(iOS/Android)で手軽に計測が行える。予算が限られる企業でも、従業員の健康データの収集が可能になる。
3つめは、Webダッシュボードで組織全体のモニタリングが可能な点。日々の測定結果を、グラフ等でモニタリング可能なダッシュボードでまとめて閲覧できる。アルゴリズムによる異常アラートの表示機能もあり、保健師や産業医などとの連携もしやすい。
4つめは、アンケート形式による問診が行える点。測定とあわせて、従業員からアンケートで生活習慣や仕事の状況など、さまざまな定性情報が収集可能だ。
結果はWebダッシュボードにリアルタイムに集計されるため手間要らず。測定データに加え、従業員の生の声を吸い上げることで、より詳細に従業員の状態を把握できる。
今後は、ウェルネス・コミュニケーションズ社が提供する健康管理クラウドサービス「ヘルスサポートシステム」と、「ANBAI」のアプリ間連携・機能強化を進めていくという。
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企業・健保組合等の健康診断・人間ドック予約手配・精算事務代行に加え、全国1,600以上の提携医療機関から、健診結果データを集約し、一元管理を支援する「ネットワーク健診サービス」をはじめとし、従業員やその家族の健康管理・健康支援サービスを提供しています。
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