2019年7月から展開している、デザインと経営の両面からデザインプロデュースができる地域の人材を育成する事業「ふるさとデザインアカデミー」(委託元:経済産業省、中小企業庁)は、9月4日(水)から開催中のクリエイティブの祭典「rooms39」にブース出展し、「デザインプロデュースプログラム」のプロジェクト紹介を行う。
デザインと経営をテーマに、地域経済の活性化を目指す
本アカデミーは、地域の事業者によるデザイン経営や効果的なデザイン活用を促し、地域経済の活性化や地域課題の解決につなげることを目的としたもので、大きく2つのフェーズで構成されている。
まず、第1フェーズとして、全国20箇所で「短期集中型プログラム(基礎研修・ワークショップ)」が実施され、約600名もの研修生が参加した。
これから第2フェーズとして実施する「デザインプロデュースプログラム」(現場実習・評価実習)には、全国約50組の「事業者×支援者」のチームが参加し、9月上旬から2020年2月下旬まで、具体的な商品・サービスなどのデザインプロデュースに取り組んでいく。
9月4日から開催されている「rooms39」にブース出展、研修生の実習も兼ねる
本アカデミーは、9月4日(水)から開催されているクリエイティブの祭典「rooms39」にブース出展している。「rooms」は、世界中のファッション、デザイン 、アートを中心に300ブランドが参加し、2万人を動員するクリエイティブの祭典。若手デザイナーの登竜門としても知られるイベントだ。
ブース出展に際して、全国各地から集まった研修生が、顧客ニーズの把握やバイヤーマッチングの精度を高める実習も同時に実施する。来年2月開催の「rooms40」に向けて、商品企画のブラッシュアップ、サービスの試作品出展に向け、デザインプロデュース力のさらなる向上を目指していくのが目的のひとつ。
地方が自立して、事業展開をするために、デザイン面をテーマにして支援するユニークな取り組み。若い力をはじめ幅広い人員が、地方の活力となって盛り上げることにつながっていくことだろう。
ふるさとデザインアカデミー
https://awrd.com/award/localdesign
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