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シェアサイクルを観光振興・地域活性化に活用!和歌山県有田市の新たな取り組みとは?

U-NOTE編集部

2019/08/29(最終更新日:2019/08/29)


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有田市は、株式会社オーシャンブルースマート、NECソリューションイノベータ株式会社、和歌山県自転車軽自動車商業協同組合有田支部の3社と提携し、シェアサイクルの仕組みを活用することで、地域の課題解決、持続的発展を促すため、連携協定を締結した。

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豊かで美しい自然に恵まれる有田市に、観光客を呼び込みたい

和歌山県北西部に位置する有田市は、市の中心部を有田川が流れて、やがて紀伊水道へと注ぐ。海・山・川と豊かな自然に恵まれている地だ。

有田みかんや漁獲量日本一を誇る太刀魚といった食材、熊野への参詣道「紀伊路」や、美しいビーチを有する無人島「地ノ島」など、多くの魅力を備えたエリア。このエリアに観光客を呼び込みたいというのが、今回の提携の主旨だ。

観光客の交通手段として、シェアサイクルのシステムを導入

近年の訪日観光客の増加に伴い、地方としては観光客を呼び込むことによる地方創生に期待を寄せるものの、観光地へのアクセスに時間がかかるほか、観光客がエリア内を快適に周遊するための二次交通の不足が課題となっている。

観光客の新たな交通手段として考案されたのが、シェアサイクルのシステム。自転車は導入が容易であり、観光客にとって周遊の自由度が高い上、市民が日常利用することもできる。

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このたび採用されたシェアサイクルシステムは、オーシャンブルースマートが提供するシェアサイクルサービス「PiPPA(ピッパ)」。今までのレンタルサイクルのように「決まった所から借りて」「決まった所に返す」仕組みではなく、IoTと専用アプリを用い、専用ポート間で自由に自転車を乗り降り可能なのが特徴だ。

今回の連携協定を締結により、シェアサイクルを軸にした観光振興や地域活性化を目指していく。まずは、市内10ヶ所(現時点予定)に駐輪ポートを設け、実験的に運用を開始する。実証実験期間は、2019年8月27日〜2022年8月26日の予定だ。

新たな「観光客の足」としての活用が期待されるシェアサイクル。地域の活性化に寄与する救世主になるかもしれない。



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