西日本鉄道株式会社は、『オープンイノベーションプログラム 西鉄Co+Lab「BUS STOP 3.0~夢を描く未来のバス停を創ろう~」』を開催する。
“バス停のさらなるアップデート”を目指すプログラム
西鉄Co+Lab(にしてつコラボ)は、ベンチャー企業をはじめとした外部からの優れたアイデア・技術と西鉄グループの経営資源を組み合わせ、新たなビジネスの創出やサービスの革新を目指すプログラム。これまでの開催は2回。計109社からの提案のうち、9社と共同事業化等の協業を実現したという。
3回目となる今回は、IoT技術を搭載した高機能なバス停「スマートバス停」を活用した新たなビジネスを募集し、共創パートナーと“バス停のさらなるアップデート”を目指すというもの。
スマートバス停を活用した新たなビジネスを募集中だ。 共創ビジネス例としては、スマートバス停の機能や取得可能なデータを活用したサービスや、バスやユーザーのアプリと連動したサービス、各地に一定の距離毎に設置されているという“バス停の特性”を活用したサービスなど。
応募資格は、提案プランの実現に向けたリソースを保有する法人・団体・個人。西鉄グループ、YE DIGITALと協業可能な法人・団体・個人。スマートバス停を自社のビジネスに活用したい法人・団体・個人となっている。
液晶パネルにリアルタイムで情報を表示できるスマートバス停
今回の共創パートナー募集のテーマとなっている「スマートバス停」とは、西鉄エム・テック株式会社と株式会社YE DIGITALが共同開発(特許取得)した、液晶パネルや電子ペーパーなどにリアルタイムに情報を表示できるバス停のこと。
電源供給、LTE通信、動画表示、静止画表示、温度センシングといった機能があり、Beacon、IoTセンサー、カメラ、ICカードリーダーといった機能拡張も可能だ。
時刻表、系統図、運賃表をはじめ、バス接近情報や災害時の緊急案内、広告等をクラウドから配信している。
表示は柔軟に変更でき、現在の時刻表を大きく表示したり、多言語を交互に表示することなども可能であり、インターネットからスマートバス停へ配信された情報コンテンツを周辺店舗にWiFi転送、表示することもできる。
電源環境の有無に対応し、豊富な情報配信が可能なモデル、情報量を絞ることで消費電力を抑えたソーラーパネルを使ったエコモデルなどをラインナップ。
全国各地への普及を進めており、北九州市で8基を試験運用中であるほか、盛岡市や金沢市でも各1基を運用中(順次拡大予定)だという。
応募締め切りは9月20日(金)。10月上旬には協業先が決定する。
「スマートバス停」を活かしたビジネスアイデアを持つ企業は、まずは北九州、福岡、東京、名古屋、大阪の各地区で8月に実施予定のプログラム説明会に参加してみよう。
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