4月9日より、家電や住宅設備の取り扱い説明書や保証書を、PCやスマートフォン上で一元管理できる凸版印刷株式会社提供のWebサービス『IEMANE™(イエマネ)』のβ版がスタート。
バーコードとQRコードの読み取りや品番検索で簡単登録。故障などの問い合わせも『IEMANE™(イエマネ)』を通してできるほか、メンテナンス時期や方法まで自動で知らせてくれるという便利な無料サービスだ。
“保管が面倒”で“いざというときに手元にない”トリセツの悩みを解決するサービス
凸版印刷株式会社が4月9日にリリースした『IEMANE™(イエマネ)』は、トリセツと保証書をスマホで一元管理できるWebサービス。基本使用量は無料なので、誰でも気軽に使い始めることができる。
使用中の製品を、バーコードやQRコードの読み取り、または品番検索によって登録すると、同サービス内での閲覧や故障による問い合わせなどが可能。“保管が面倒”で“いざというときに手元にない”といったトリセツの悩みを解決する画期的なサービスだ。
さらに「スマホ向けアプリの配信」を5月に予定しており、6月には保証期間や標準使用期間の終了」、「リコール対象製品に必要な情報」を知らせる機能もリリース予定。12月には消費電力を計測する機器と連携した「消費電力を見える化」するサービスと、家電メーカーや量販店との連携で「お得情報の配信」も開始する予定とのことなので期待したい。
ユーザーの「家電・住宅設備管理」への意識の低さが開発のきっかけに
凸版印刷の調査によれば、ユーザーの8割が特定家電に「標準使用期間」が設定されていることを知らず、6割が各メーカーが運営するサイトをひとつも登録していないということが明らかに。
生活に必要不可欠なアイテムにも関わらず、「家電・住宅設備の管理」に対してのユーザーの意識はあまり高くないという実態が判明した。
これに対して、メーカーや業界単位の取り組みでは解決できないメーカー横断型であり、かつ、ユーザーが手軽で安全に家電・住宅設備を使用できるサービスを開発するべく、このたびの提供開始に至ったという。
今後は、家電や住宅設備メーカーなどに情報発信ツールとしての利用を促すことで情報発信料や配信手数料を得るほか、イエマネ利用者の行動圏内にある家電量販店などの情報を配信することで、広告料なども得ていく計画だ。
これによって、2025年までに会員登録者数50万人を目標とし、関連受注も含めて約20億円の売り上げを目指す。
IEMANE™(イエマネ)
https://iemane.jp/
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