株式会社パスチャー(東京都港区)では、自社が運営するメディア「Petrel(ペトレル)」において、SNS上のデータから流行りの商品やブランドを分析し、未来のトレンド傾向を捉えるサービスを新たにスタートしている。
これまでのストックデータと予測分析をもとになっており、商品開発やマーケティングへの活用が期待できそうだ。
流れの早いトレンドをいかに効率的に分析するか
商品開発やマーケティング・R&D分野では、現在のトレンドや過去の傾向を分析し、消費者の需要に応えていくことが必須。
特に、ソーシャルメディアにおいて何がトレンドなのかを理解することが重要だ。
とはいえ、目検でソーシャルメディアをチェックし、自社や競合他社の特徴やトレンドを追うには流れが早くかつ複雑。
しかもそれらを分析するには十分なデータ収集と専門的技術の問題があり、相応のコストがかかってしまう。
そこでパスチャー社では「Petrel」運営で得たノウハウと蓄積データにより、トレンド分析と未来予測を可能にするソリューションを打ち出した。
ジャンル別にトレンド予測が可能!
現在、同社ではジャンル別に流行予測ができるという。
具体的に見ていこう。
コスメ
「企業アカウント」や「影響力の大きいアカウント」というふうに属性別にデータを収集し、多角的に分析することにより、話題性のある商品やブランドを把握することが可能。また、「エイジングケア おすすめ」など、複数の言葉を検索することで消費者の潜在イメージを抽出することもできる。
ファッション
変化が早いファッション業界。特に企画から製造・小売までを言一貫して行うSPA業界はより短いスパンで商品開発を行う必要があるため、有用性が高い分析結果をマーケティングに生かすことができる。
具体的にはSNSでのキーパーソンがどんなアイテムを着用しているのかといった傾向を分析し、企業アカウントと照合。複数の言葉から想起される情報からトレンドを予測していく。
グルメ
影響力の大きいグルメ系アカウントや一般ユーザーの投稿を網羅的に分析。知られざるカフェや若者の間で流行しているグルメ情報を手に入れることができる。
さらにこれらの流行の原因を自然言語処理から導き出すことも可能。Petrelの記事カテゴリーは上記のほかライフスタイルやヘアスタイルなど女子系だが、時代の空気感は十分感じることができる。
株式会社パスチャー
https://corp.pasture.biz/
Petrel
https://petrel.jp/
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