次世代ブロックチェーン技術を提供するCurrency.comが、トークン化証券向けの世界初(Currency.com調べ)となるフル機能搭載取引プラットフォームの提供を開始した。
このプラットフォームにより、投資家は仮想通貨を使用して、実際の金融商品の取引と投資が可能になるほか、金融商品へのエクスポージャーによるメリットも得られる。
トークン化証券向けの新しい取引プラットフォームとは
Currency.comは、あらゆるタイプの投資家が利用でき、世界中の株式、インデックス、コモディティなどの一般的な金融商品の原市場価格を追跡するトークン化証券を発行する。
例えば、ユーザーは、NASDAQのApple株式のパフォーマンスを反映するトークンであるAPPLE.CXを、Apple株式と同じ経済コストとメリットで購入できるようになる。
このトークンは、ビットコイン(BTC)またはイーサリアム(ETH)を使用してCurrency.comから直接購入でき、証拠金取引が可能である。
トークン化証券発行のしくみ
トークン化証券発行の機能実現のために、Currency.comは、姉妹プラットフォームであるCapital.comの技術を活用している。
プラットフォームは、FCA(金融行為監督機構)およびCySEC(キプロス証券取引委員会)の規制下にあり、特定の株式、コモディティ、インデックスの交換のためのトークン化契約を利用できる。
新型プラットフォームが実現するもの
Currency.comは、ユーザーに優れたセキュリティと不正防止機能を提供するほか、ブロックチェーン取引の全面的なトレーサビリティの活用を通じて、あらゆる潜在的リスクの防止も期待できるとしている。
また、これまでは、世界の金融市場へのアクセスは証券取引所を通じてのみ可能だったが、Currency.comは画期的な仮想通貨技術を活用し、従来の株式市場にアクセスできなかった投資家向けに投資機会を創出するとしている。
Currency.comの今後の事業展開
Currency.comは、プラットフォームの新規ユーザーに権限を順次付与していくとしている。
また、紹介プログラムも展開が予定されており、ユーザーはいったん登録すると、Currency.comの専用紹介プログラムに参加可能。
Currency.comが投資家たちに向けて定期的に配布する招待状を使い、投資家が友人を招待できる。
紹介した投資家は最初の6か月の取引に対して取引手数料の50%を得られるという。
Currency.comのiOS向けおよびAndroid向けアプリは2019年2月からベータテスト版で利用可能となる予定だ。
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