混雑する朝のカフェ。
いつも同じコーヒーだから並ばずさっと注文できて、スマホでサクッと会計できたらどんなに楽だろう。
そんな光景が現実になりつつある。
2019年1月7日から、国内初となるスマホ注文&デリバリーロボットによる次世代カフェの実証実験がスタートする。
ショーケース・ギグ×森トラストがタイアップ
この実証実験は、省人化による業務効率化と新たな消費体験の提供を目的に、オムニチャネル・モバイルペイメント領域に実績のある株式会社Showcase Gig(東京都港区)と、大手デベロッパー・森トラスト株式会社(東京都港区)によって実施される。
具体的には森トラストが展開するカフェ『Café & Deli GGCo.』店舗において、モバイルオーダー&ペイプラットフォーム「O:der(オーダー)」を導入し、実現への可能性や課題を検証していく。
オーダー、会計、受け取りすべてがスマートに
実験では「O:der」と、自律走行型デリバリーロボット「Relay」を組み合わせることにより、店員の注文業務と商品提供業務の削減を狙う。
さらには、オフィスビル利用者の利便性や高層ビルにおけるデリバリーサービスのニーズ、店舗の運営効率や事業性なども検証する。
カフェ利用者側は、店舗のテーブルやオフィスから「O:der」のスマートフォンアプリで注文と会計を済ませることで、店頭で並ぶことなくスムーズにカフェのサービスを利用できるのがメリット。
さらに商品の受け取りはロボットからという新しい消費体験を味わうこともできる。
店舗側は、口頭による注文受付や会計業務のオペレーションの軽減により、店舗スタッフの業務効率化が図れる。
また、行列による注文機会損失をなくし回転率が向上すれば売上効果も見込めるとしている。
ワンストップのニーズに応える先進技術
「O:der」は、POSレジやデジタルサイネージなど、従来端末とも連携可能で、現在、全国に約1,200店舗の飲食・小売店舗で導入されている。
モバイルオーダー&ペイサービスとしては国内ナンバーワンの実績を有している。
手順はシンプルで、入店後(または登録オフィス)からアプリを立ち上げ、店舗やメニューを選択。
事前のクレジットカードの登録をすればスムーズに商品を手にすることができる。
また、自律走行型デリバリーロボット「Relay」は、米のスタートアップ企業Savioke Inc.が開発を手がけたもので、センサーマッピングによる自走やエレベーターを使用した階移動などが可能という。
<実施店舗>
城山トラストタワー1階『Café & Deli GGCo.』(東京都港区虎ノ門4丁目3番1号)
<スケジュール(予定)>
2018年12月13~15日:デモイベント(1階での搬送のみ)
2018年1月7日~:1階カフェ周辺の一部座席、およびビル高層階へのロボットデリバリー運用開始(順次拡大)
2019年6月末:実証実験終了
※記載内容は、今後変更となる場合あり
株式会社 Showcase Gig(ショーケース・ギグ)
https://www.showcase-gig.com/
森トラスト株式会社
https://www.mori-trust.co.jp/
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