ホリエモンこと堀江貴文が自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「資格にすがるな!!」〜vol.988〜』では、仮想通貨の税務問題を数多く解決しているAerial Partners社の代表取締役、沼澤健人氏をゲストに招いて、「税理士資格」について語った。
今回取り上げたのは「私は雇われサラリーマン税理士です。堀江さんの著作等に後押しして頂き、まずは個人税理士事務所として独立を考えています。ありがとうございます。
しかし、新規営業する際に強くアピールできるような税務の得意分野はまだありません。(なお肩書きは「税理士」しかなく、もう1つは「ユーチューバー」で検討中)そこで「税務の知識がある場合、こんなサービスも良さそう」と思うことがございましたら、ぜひ教えて下さい。何卒よろしくお願い致します」という質問。
税理士以外の特色・強みを身につける!
ホリエモンは「経営コンサルタント」と回答。
ゲストの沼澤健人氏は「税理士以外の特色が1つでもあれば差別化できる」とアドバイスをした。
税理士がやっていた仕事のほとんどコンピューターが行っている
ホリエモンは「士業の人は資格さえ取れば安泰だと思っている人が多い」と嘆いた。
確定申告を自分でする人は実に多い。そのような人たちは、マネーフォワードなどのクラウドサービスを利用して確定申告の効率化を図っているのだ。
家計簿ソフトでは、一つひとつの品目にタグをつけ、クレジットカードのみを使うことによって、非常にわかりやすくまとめられる。「そうなると、領収書の整理がほとんど半自動的にでき、税理士さんがやっていた仕事はほとんどコンピューターが行っていることになる」というのがホリエモンの見解。
沼澤氏は頷き、「税理士がすべきことの本質には、リスクを含め判断すること」と述べる。法律にグレーゾーンがある以上、専門的な判断が必要な場合があるという意見だ。
資格だけにすがっていると思考停止してしまう
それに対してホリエモンは首を傾げ、「最終的には税務当局に確認しないと判断できない」と反論した。それは、税理士の独断を信じて、痛い目に合う例もあるからだ。
ライブドア事件のとき、ホリエモンは会計士の判断を信じていた。しかし、それが間違えていて、会計士ごと捕まった過去があるのだ。ゆえに「少しでもグレーだと思ったら、当局に聞くのが一番」と伝える。
「リスクの判別までがコンピューターでできるようになる」とホリエモンは予見した。あるいは役所側までクラウドサービスに対応し、自動で答えるようになるかもしれない。
「税理士の資格だけにすがっていると思考が停止する。だから税理士とか関係ない、と思って仕事をしなければいけないと思う」とホリエモンはアドバイスをした。
たしかに、士業の人は資格さえ取れば安泰だと思っている人が多い。しかし、油断していると、いつかコンピューターに仕事を奪われてしまうかもしれないのだ。
ホリエモンとゲストの沼澤健人氏が「税理士資格」について語った『堀江貴文のQ&A「資格にすがるな!!」〜vol.988〜』。動画の視聴はコチラからどうぞ!
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