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はあちゅう、TIGALA正田圭が語る「“第3の場所”としてのオンラインサロンの魅力」

U-NOTE編集部

2018/08/03(最終更新日:2018/08/03)


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はあちゅうさん(写真右)と正田さん(写真左)

職場と家庭を往復していると「本当の自分はどんな人間だっただろうか」と、ふと我に返ることはないだろうか。

部長、課長、営業部1課〇〇担当者、1児の母、父親……職場や家庭の中では、“個人”ではなく“その役割を担う人”として行動することが求められがちだ。

最近では「役割」が固定化した職場や家庭から距離を置き、自分らしい時間を過ごす場所として「サードプレイス」が注目されてきている。

今回は、広告代理店の正社員、ベンチャー企業を経て独立した後に「ネット時代の新たな作家」をスローガンにブロガー・作家として活躍するはあちゅうさんと、15歳で起業した会社を19歳でM&Aイグジットさせ、現在ではTIGALA株式会社の代表取締役に就任している正田圭さんが「これからのお金の稼ぎ方」をテーマに対談。

昨今、注目が高まるサードプレイスの1つである「オンラインサロン」の実態と魅力、そしてこれからの新しい稼ぎ方はオンラインサロンの中にヒントがあるのか、はあちゅうさんのお話と2人の対談から紐解いていきたい。

思い込みやしがらみ、役割から離れた“サードプレイス”が必要

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はあちゅう:オンラインサロンが注目されるときに、“サードプレイス”っていう言葉で語られると思うんですけど、会社や自宅ではない「第3の場所」が必要になってきていると思っています。

会社や自宅って、役割が固定化されるじゃないですか。部長だったら部長、父親だったら父親……みたいな感じで、その役割に見合うような振る舞いをしないといけない。

そんな中で、「自分ってなんなんだろう?」っていう疑問を持つ人をSNSとかで見かけるんですよね。

そういう疑問を問い直すことに、オンラインサロンってすごく活用できると思っているんです。

オンラインサロンは固定化された役割がなく、所属や肩書、年齢もわからないため、上下もつけられない場所。

そんな役割や肩書が一切ないオンラインサロンの中でディスカッションなどをすることは、「自分とは誰で、どういう考え方をする人間なのだろうか」ということを自問自答する機会になると思っています。

だからこそ、人間力が鍛えられる。

生きている中で、いろんな制限とか思い込みとかが染みついていると思うんですよ。

オンラインサロンでは、そういう思い込みから離れて、改めて(さまざまな問題を)問い直すみたいなことができる機会になるかと思います。

オンラインサロンごとに“個性”がある

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正田圭(以下、正田)はあちゅうサロンの方は、みんな仲良さそうですよね。

はあちゅう:うちは仲良いですよ。昔から大勢の人が集まる場所は苦手だったんですけど、サロンはすごく楽しいんですよ。

サロンが自分を変えてくれたみたいなところもあって、今までは「苦手な人は苦手な人、嫌いな人は嫌いな人」として考えて、積極的に関わらないようにしていたんです。

でも、オンラインサロンを始めてからはサロンメンバーで全く考え方が違う人と出会っても、「この人、タイプが違うけど向き合ってみよう」と思えるようになりました。

タイプが違う人と向き合うことで、今までとは違う形で人の価値や良さに気づけます。

正田:サロンオーナーの性格出ますね。僕のサロンでは「自分が起業した会社を売りたい!」という人が集まってくるので、経済的合理性のないことには動かない人が多いです。

僕自身も「経済的合理性がないことはするな!」と言っているので、サロンでは経済的合理性を求めるような雰囲気になっています。(笑)

オンラインサロンが「人生のきっかけ」になる

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正田:僕のオンラインサロンの人は、サロンに加入してから3ヶ月以内に会社を辞める人が多いですね。

はあちゅう:それはなんでですか?

正田:僕が結構「会社辞めなよ」とか言うからですかね(笑)

はあちゅう:感化されるんですか?

正田:感化されるんでしょうね(笑)。僕のサロンでは起業するときの指標を用意していて、起業したときにどれくらい成功確率が高いのか? っていうのを100点満点で出しているんですよね。

早い段階から50点以上を獲得していて、起業の成功率が高い人には「会社辞めたほうがいいよ」って言っています。だから「会社辞めました」って連絡は結構きますね。

はあちゅう:うちのサロンでも、サロンの中で「人生のきっかけ」を掴む人も多いですね。

私は、「人と出会うことによってしか人生は変わらない」と思っています。

もちろん、本や映画も、間接的に人の言葉をもらうことになるので、人生を変えるものなると思うんですけど。

今まで出会ったことのない人の中に入ると「どういう風に働いていたいのか」「もっとこういうふうにしたい」っていうのが出てくるから、結果的に転職したり会社辞めたり、新しいきっかけを掴む人が多いのかなと思います。


 サードプレイスの事例として語られることも多い「オンラインサロン」。

 肩書や役割などを取っ払った状態で人と関われる場所では、職場と家庭を往復するだけでは得られない“気づき”を与えてくれるようだ。

 今後、「オンラインサロン」などのサードプレイスがどのような広がりを見せるのか、注目していきたい。

【はあちゅうプロフィール】
ブロガー・作家。「ネット時代の新たな作家」をスローガンに読者と直接つながって言葉を届ける未来の作家の形を摸索中。
著作に「とにかくウツなOLの、人生を変える1か月 」「半径5メートルの野望」、「通りすがりのあなた」など。月額課金制マガジン「月刊はあちゅう」が好評。
Twitter:@ha_chu

【正田圭プロフィール】
ティガラ株式会社代表取締役。
15歳で起業。インターネット事業を売却後、M&Aサービスを展開。事業再生の計画策定や企業価値評価業務に従事。2011年にTIGALA株式会社を設立し代表取締役に就任。テクノロジーを用いてストラクチャードファイナンスや企業グループ内再編等の投資銀行サービスを提供することを目的とする。2017年12月より、スタートアップメディア「pedia」を運営。
Twitter:@keimasada222


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