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【例文あり】就活の履歴書で人事の目に留まる「特技」の書き方・見つけ方5つの方法

U-NOTE編集部

2018/08/02(最終更新日:2021/04/10)


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履歴書にある「趣味・特技欄」を埋めようとしても、自分の特技が思いつかないという人もいるのではないでしょうか。

「特になし」と書いてしまって自分の印象を下げないためにも、特技欄は埋めておくことをおすすめします。

本記事では、履歴書の「特技」の書き方や特技の例文、自分の特技の見つけ方を紹介します。

本記事の内容をざっくり説明
  • 就活用の履歴書に書ける特技の見つけ方
  • 就活用の履歴書「特技欄」の書き方
  • 就活用の履歴書「特技欄」の例文

 

就活用の履歴書に「特技欄」がある意味とは?

【履歴書・例文】人事の目に留まる「特技」の書き方・見つけ方 2番目の画像

そもそも、なぜ履歴書に「特技」を書く必要があるのでしょうか。履歴書の特技欄の書き方について解説する前に、まずは履歴書に特技を書く必要性についてご紹介します。

採用担当者は、履歴書の趣味・特技欄で就活生の「人間性」を確認しています。

もし、「特になし」と書いてしまうと、貴重な人間性のアピールポイントを失ってしまうだけではなく「就活に対してやる気が無いのでは?」と訝しまれることもあります。

しかし、志望理由や資格などに比べて、特技は選考に大きな影響を与えるポイントではありません。履歴書の特技欄は、あくまでも面接中の空気を和ませるための「会話のタネ」だと思い、気軽に書きましょう。

企業によって注目度も異なり、面接中に特技について詳しく聞かれることもあれば、全く触れられないということもあります。

面接官に注目して話が弾むような特技を書いておくことで、面接の場の空気を温めて人間性をアピールできるかもしれません。

 

就活用の履歴書に書ける特技の見つけ方

【履歴書・例文】人事の目に留まる「特技」の書き方・見つけ方 3番目の画像

「特技って言われても何も思いつかないよ……」「そもそも特技がない」と困っている人もいるのではないでしょうか。

以下では、就活用の履歴書に書ける特技の見つけ方をご紹介します。

まずは、いろいろな特技の見つけ方を試してみて、自分の特技を見つけてみましょう。

 

見つけ方1.一問一答をして、自己分析をする

就活用の履歴書に書ける特技の見つけ方の1つ目は、一問一答をして、自己分析をすることです。

「面接の場を温めれて、且つ自分の人間性をアピールできる特技……」と考え出してしまうと、なかなか「これだ!」という特技が思いつかない人もいるでしょう。

特技が見つからない人は、下記の質問を自分に投げかけてみてはいかがでしょうか。質問に答えていくうちに、意外な自分の特技や忘れていた特技に気づけるかもしれません。

特技が見つからない人のための質問リスト

  • 人に褒められたことは?
  • 人を喜ばせたことは?
  • 人から頼まれた、任されたことは?
  • あまり努力せずに比較的にスムーズにできたことは?
  • これまでに何か結果が出たことは?
  • 人に教えられることは?
  • 人からよく聞かれること、アドバイスしたことは?
  • 最も時間をかけてやっていることは?
  • 最も努力したと思うことは?
  • 癖でやっていることは?

 

見つけ方2.長所から特技を見つけ出す

就活用の履歴書に書ける特技の見つけ方の2つ目は、長所から特技を見つけ出すことです。

一問一答をしてみても特技が見つからない……という人は、まずは強みや長所を見つけてみましょう。

長所はそのまま特技になることが多いです。例えば「字を書くのが得意」「コミュニケーション能力が高い」といった長所は、「字を綺麗に書くこと」「人と話すこと」という特技になります。

特技も見つからない上に強みも見つからないという人は、グッドポイント診断をおすすめします。

グッドポイント診断では、誰しもひとつは持っている「強み」を見つけられます。

自分では気づきにくい「強み」を把握した上で、特技を考えてみましょう。

 

見つけ方3.一定期間続けられたものから探す

就活用の履歴書に書ける特技の見つけ方の3つ目は、一定期間続けられたものから探すことです。

努力をした分だけ人は成長できます。何事も時間をかければかけるほど、うまくなっていくものです。

数ヵ月から数年間続けられたものは、確実に自分の力になっています。

例えば、高校時代にサッカーを3年間続けた人は「サッカー」を特技にするのも一案です。自分が他の人よりも長く続けたものを探してみてください。

 

見つけ方4.他の人よりも少しでも得意なものから探す

就活用の履歴書に書ける特技の見つけ方の4つ目は、他の人よりも少しでも得意なものから探すことです。

「本当にできる人と比べると別にできることないな……」と謙遜してしまって特技が見つからない人もいるのではないでしょうか。

特技は「世界で誰よりもうまくできるもの」ではなく「人よりも少しは上手にできるもの」で大丈夫です。

難しく考えすぎずに、特技を探してみましょう。

友達や家族に「自分って何が得意だと思う?」のように質問してみることもおすすめします。客観的な意見を取り入れることで説得力がある「特技」を履歴書に書けるようになるでしょう。

 

見つけ方5.本当に好きなことの中から探す

就活用の履歴書に書ける特技の見つけ方の5つ目は、本当に好きなことの中から探すことです。

「好きこそものの上手なれ」というように、好きなものは上手になり特技になることが多いです。

「これはただの趣味だから」と思っていても、趣味こそが特技になっていることもあります。今一度自分の好きなものを考え直してみてはいかがでしょうか。

これらの方法を試しても、「どうしても特技が思いつかない」という人もいるのではないでしょうか。そんな人は、履歴書の特技欄を空欄にしたり「特になし」と書いたりするのではなく、特技欄のない履歴書フォーマットを利用してみることをおすすめします。

 

就活用の履歴書「特技欄」の書き方

【履歴書・例文】人事の目に留まる「特技」の書き方・見つけ方 4番目の画像

上記の方法で自分の特技を見つけられたのではないでしょうか。

以下では、履歴書の特技欄を書くときのポイントについて見てよう。

 

ポイント1.企業、職種ごとに記述内容を変える

履歴書の特技欄を書く際の1つ目のポイントは、企業、職種ごとに記述内容を変えることです。

企業や職種によって求める人物像は異なるもの。

明るくて前向きな人材を求める企業もあれば、冷静沈着で慎重な人材を求める企業もあります。

求めている人物像に合わせて特技のアピールの仕方を変えたり、特技が複数あるならば別の特技にしたりなど工夫してみましょう。

 

ポイント2.特技+説明文で書く

履歴書の特技欄を書く際の2つ目のポイントは、特技+説明文で書くことです。

特技欄に「ランニング」「筋トレ」「料理」などと、単語だけで記入してしまうのは自己アピールが不十分になってしまいます。

【履歴書・例文】人事の目に留まる「特技」の書き方・見つけ方 5番目の画像

 面接官の目に留まるようにするためにも、上図のように「特技+説明文」で特技をアピールしましょう。なぜ得意だといえるのか、根拠を示すことを意識しましょう。

 

ポイント3.ネガティブな印象を与える特技はNG

履歴書の特技欄を書く際の3つ目のポイントは、ネガティブな印象を与える特技は避けることです。

履歴書に記入する特技は、堅実なものであることが好ましいです。競馬や競輪、パチンコなどのギャンブル系の特技や、犯罪を想起させる内容などを書くのは避けておきましょう。

銀行や官公庁などの堅実な風土のあるところで、「パチンコが特技です」とアピールすると、マイナスな印象を与えてしまいます。しかし、志望業界や企業の社風によっては、競馬や競輪、パチンコなどの特技が評価される場合もありえるでしょう。

特技を書く際には「特技が社風と合っているかどうか」という点に気をつけましょう。

企業研究をした上で、最適な特技をアピールすることを意識することをおすすめします。

 

就活用の履歴書「特技欄」の例文

最後に、履歴書へ特技を書く例文について確認してみましょう。

履歴書に記入する特技は、他人よりも少しでもできる自信があるもので大丈夫です。

自分にとっては当たり前のことも特技になります。以下の例文から、自分にも使えそうな特技がないか探してみてはいかがでしょうか。

 

【例文】人と話すこと

「〇〇って話やすい」「コミュニケーション能力高すぎ!」などと褒められた人もいるのではないでしょうか。

そんな人は、「人と話すこと」を特技にしてみることをおすすめします。 

「人と話すこと」
  • 人と話すことが大好きです。初対面の人とでも笑顔で会話をして打ちとけられます。

 

【例文】スポーツ

部活やサークルでスポーツをしていた人もいるのではないでしょうか。

「昔はできたけど、今は人並みしかできない……」と思わずに、「昔は上手だったから今も少しはできる!」とポジティブに考えることをおすすめします。

少しでも「できる」ことは特技だと考えて堂々と特技を書きましょう。

「サッカー」
  • 小学校から高校卒業まで10年間サッカーを続けました。人よりも多く走るポジションだったため、毎日5kmのジョギングを欠かさず行い、持久力をつける努力をしました。現在では週1,2回のペースでフットサルをやっています。
「水泳(平泳ぎ)」
  • 学生時代、水泳部に所属していました。自分の種目の平泳ぎではオリンピックや世界水泳の映像を見て、選手のフォームを研究したり、どの筋肉を鍛えればより速く泳げるようになるのかなどを考えたりしました。現在も週1回程度は泳ぐようにしています。

 

【例文】自己管理能力

自分が当たり前だと思っていることでも、人から見ると「すごい!」と思われることもあります。

例えば、自分を律する力です。以下では、「自己管理能力」を特技とする例文をご紹介します。

「自己管理能力」
  • 常に目標を設定し、その実現のために自分を厳しく律するという能力を大学生活の中で培ってきました。その結果、目標としていた〇〇の資格を大学3年次に取得できました。

 

【例文】早起き

「朝早く起きるのが苦手!」という人も多い中、早起きをできる人は誇るべき特技です。

以下のような早起きのエピソードを書いて、企業の人にアピールしましょう。

「早起き」
  • 毎朝5時に起き、パン屋のアルバイトを朝6時からしていました。友人との約束にも遅刻したことはありません。

 

【例文】一眼レフを使った写真撮影

趣味や好きなことが特技な人もいるのではないでしょうか。

どういうところが好きなのか・どのようなことをしているのか詳しく書くと相手に伝わりやすくなります。

「一眼レフでの旅行写真撮影」
  • 旅行するときには必ず一眼レフを持っていき、心の赴くままに写真を撮っています。最近では撮影した写真を活用し、フォトコンテストに出品したり動画を作ったりしています。〇〇コンテストでは、写真に文字入れをしたポスターでグランプリを獲得しました。

 

【例文】マッサージ

誰かのためにしてあげていたことが特技になることもあります。

その場合は、特技を習得した過程を書くと好印象を残せるのでおすすめです。

「マッサージ」
  • 部活のトレーナーからマッサージを受ける内に、どこを押すとどこに効くのかなどを覚えました。練習後に部活のメンバーとマッサージをし合う中で、施術を受ける中で得た知識をアウトプットして、マッサージの技術を身につけました。

 

 

就活用の履歴書に書く特技は、具体的なエピソードも考えておこう

本記事のまとめ
  • 特技を書くことで人間性をアピールする
  • 長所や長年続けてきたこと、好きなことを特技と考える
  • どうしても特技が思いつかなければ履歴書のフォーマットを変えてみる

本記事では、履歴書の特技欄の書き方や特技の見つけ方についてご紹介しました。

「特技」という字面だけ見ると「自分にしかできないことは何だろう……」と気負ってしまうかもしれません。

しかし、履歴書の特技欄はあくまでも面接シーンでの話題のタネです。「自分にとっては当たり前にできること」を特技欄に書き、人事の目に留まりそうな説明文を付け加えてアピールしてみましょう。

 

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