転職活動や就職活動に必要な「履歴書」。市販の履歴書を購入する人もいればPCからダウンロードする人もいるのではないでしょうか。
本記事では、ダウンロードすべき履歴書の形式と、履歴書作成前に抑えるべきポイントをご紹介します。
初めて履歴書を書く人やマナーを守った履歴書を作りたい人はぜひ参考にしてください。
- 履歴書のフォーマット・テンプレートの選び方は?
- 履歴書をダウンロード後、作成する前の7つの注意点
- 履歴書をダウンロード後、パソコンで作成する場合
履歴書のフォーマット・テンプレートの選び方は?
履歴書をダウンロードする際、頭を悩ませるのが履歴書のフォーマットではないでしょうか。
まずは、自分に合った履歴書フォーマットの選ぶポイントをご紹介します。
選び方1.使用する目的によって選ぶ
履歴書のフォーマット・テンプレートの1つ目の選び方は、使用する目的によって選ぶことです。
アルバイト・転職用・就職活動用は必要な情報の優先度が異なります。きちんと用途に合わせて、履歴書の形式を選ぶようにしましょう。
就職活動用(社員用)の場合は、一般的にはJIS規格の履歴書を使用する場合が多いです。
JIS規格は厚生労働省が推奨している標準のタイプの履歴書で、学歴や職歴の欄が多く、自己PRも短い文章で端的に記入することができるのが特徴です。
しかし、職歴があまりない場合は、JIS規格ではなく自己PRの欄が大きいタイプの履歴書がおすすめ。新卒の就職活動などでは自己PR欄が大きい履歴書が適当です。
アルバイト用の場合、採用側の条件に合わせて希望日や自分の勤務できる時間帯を示す必要があります。
また、交通費免除のアルバイトの場合は、交通手段や交通費を記入できるタイプを選びましょう。
転職活動用の場合は、転職用に職務経歴書がセットになっているタイプが使いやすいです。職歴の欄が大きく取られており、履歴書によっては退職理由が記載できるようになっています。
普通のタイプで職歴が書ききれない場合は、転職用の履歴書をダウンロードしましょう。
このように、使用する目的によって必要な履歴書のフォーマットは変わるので、内容にあわせて選ぶ必要があることを知っておいてください。
選び方2.サイズで選ぶ
履歴書のフォーマット・テンプレートの2つ目の選び方は、使用するサイズによって選ぶことです。
履歴書のサイズは、基本的に採用側から指定されるサイズに従わなければいけません。指定がない場合は二つ折りにしたときのサイズ表記で、「A4」か「B5」サイズが多いでしょう。
A4サイズは「A3判」「A判」と呼ばれ、B5サイズは「B4判」「B判」と呼ばれます。二つ折りを広げると、それぞれA3・B4になるので注意です。
特にサイズが決められてない場合のサイズの選択は、A4サイズかB5サイズのうち、自分の書きやすいものにするのがベストです。手書きの場合は、文字が見やすいほうが印象がいいので、自分の字の大きさや分量を考えて選びましょう。
選び方3.項目で選ぶ
履歴書のフォーマット・テンプレートの3つ目の選び方は、使用する項目によって選ぶことです。
履歴書の選びで最優先すべきなのが、履歴書に記載されている項目です。自分のアピールしたい項目と記載が少なくなりそうな項目をきちんと考えた上で、履歴書のフォーマットを選びましょう。
まずは、経歴重視の場合の履歴書のフォーマット・テンプレートの選び方についてご紹介します。
転職や異動の回数が多くて経歴に自信がある人は、JIS規格に準じた学歴・職歴欄が多めにとられている履歴書をダウンロードしましょう。
次は、自己PR重視の場合の場合の履歴書のフォーマット・テンプレートの選び方についてご紹介します。
経歴は少なくても、自分の性格や勤務態度など自己PRに情報を割きたいという人は、自己PR欄が大きめにとってあり、職歴の欄が小さめの履歴書をダウンロードしましょう。
フォーマットによっては、自分の長所・短所を書ける履歴書もあるので、自分に合ったフォーマットをダウンロードしたり、ダウンロードした後PCで修正したりしてもいいでしょう。
次は、志望動機をアピールしたい場合の場合の履歴書のフォーマット・テンプレートの選び方についてご紹介します。
他分野に挑戦したい場合などは、経歴や自己PRだけだと弱い場合があります。その場合は、志望動機を明確にして自分の気持ちを相手に伝えましょう。
志望動機と採用側の条件が一致すれば、経歴関係なく志望動機を重視して採用してくれる場合があります。
【履歴書をダウンロード】形式の選び方ポイント3つ
- 使用する目的によって選ぶ
- 分量に合ったサイズで選ぶ
- 重視したい項目で選ぶ
履歴書をダウンロード後、作成する前の7つの注意点
履歴書をダウンロードした後、自分で作成する場合は、市販のものと勝手が違うため最低限のマナーを持って作成する必要があります。
以下では、履歴書をダウンロード後した後、履歴書を作成する前の7つの注意点をご紹介します。注意点を意識してマナーを守った履歴書を作りましょう。
ポイント1.コピー用紙は上質なものを使用する
履歴書をダウンロード後、履歴書を作成する前の1つ目の注意点は、コピー用紙は上質なものを使用することです。
市販の履歴書は、普通のコピー用紙よりも分厚く上質な用紙が使用されています。
ここでいう普通のコピー用紙とは、コンビニのコピー機で使われているコピー用紙をイメージするとわかりやすいです。
用紙が薄くシワがつきやすいものだとイメージが悪いため、用紙は分厚い上質なものに変えて印刷しましょう。
ポイント2.迷ったら手書きで書く
履歴書をダウンロード後、履歴書を作成する前の2つ目の注意点は、迷ったら手書きで書くことです。
履歴書は、手書きで書くことが一般的です。
IT企業のようにPCスキルが重視される会社に提出する場合や指定された場合は、PCで作成しても構いません。
しかし、どちらで書けばいいか悩んだときには、手書きで記入することをおすすめします。
ポイント3.ペンは黒ボールペンを使用する
履歴書をダウンロード後、履歴書を作成する前の3つ目の注意点は、ペンは黒ボールペンを使用することです。
履歴書作成の際に使用するペンは、黒ボールペンが一般的です。
履歴書は正式な書類になるため、消せるボールペンや一般的な黒ペン以外のものは避けるべきです。
また、黒ボールペンの中でも水に強く、にじみにくいゲルインクのものを使用するといいでしょう。
太さは、見やすい0.7mmの黒ボールペンがおすすめです。
ポイント4.間違えても修正ペンの使用はNG!
履歴書をダウンロード後、履歴書を作成する前の4つ目の注意点は、間違えても修正ペンは使わないことです。
履歴書の作成では、ほんのわずかな間違いも修正ペンの使用はNGです。
先ほども述べたように、会社に提出する正式な書類であることを忘れてはいけません。
提出直前に修正が必要で書き直しする時間がない場合は、訂正箇所に二重線を引き、その上に自分の印鑑を使用して訂正印を押しましょう。
ポイント5.全てを記入し、空欄を残さないようにする
履歴書をダウンロード後、履歴書を作成する前の5つ目の注意点は、全てを記入し、空欄を残さないようにすることです。
履歴書は、原則全ての欄に記入することを心がけ、あまり空欄を残さないほうが印象がよくなります。
採用側も履歴書1枚でできるだけの情報を読み取ろうとしているため、記入欄いっぱいに埋めるようにしましょう。
空欄や余白が目立つと、採用側に採用してもらいたいという熱意が伝わりにくくなります。また他の人が事前に相手に与えれる情報を自分は与えられないので、自分の良さを知ってもらえにくくなるため、すべての欄を埋めるようにしてください。
ポイント6.丁寧な字でわかりやすく書く
履歴書をダウンロード後、履歴書を作成する前の6つ目の注意点は、丁寧な字でわかりやすく書くことです。
履歴書作成において基本中の基本ですが、手書きの場合文字は読みやすい字で書く必要があります。
乱雑な文字で書かれていると読み手側も読む気が失せてしまい、印象が悪くなってしまいます。字が汚い自覚がある人は、時間をかけて丁寧に履歴書を書くように意識しましょう。
ポイント7.記載する日付は、送る日に合わせる
履歴書をダウンロード後、履歴書を作成する前の7つ目の注意点は、記載する日付は、送る日に合わせることです。
まとめて履歴書の作成を行った場合、注意したいのが記載する日付です。
履歴書を郵送する場合は送る日付に合わせ、直接面談などで手渡す場合は面談日に合わせて記載しましょう。
日付は、情報の更新日を指す役割も担っているため、あまりに古い日付にしてしまうと情報も古いように捉えられてしまうので注意が必要です。
【履歴書ダウンロード後】履歴書作成時の注意点
- コピー用紙は上質なものを使用
- ペンは黒ボールペンを使用
- 間違えても修正ペンの使用はNG
- 全てに記入し、空欄を残さないようにする
- 丁寧な字でわかりやすく記述する
- 記載する日付は履歴書を送る日・提出する日に合わせる
履歴書をダウンロード後、パソコンで作成する場合
PCで作成する場合は、フォントの種類や太さに注意するようにしましょう。
文字サイズは10.5~11ptが読みやすく相手に情報が伝わりやすいです。氏名は、大きめにとった14~18ptにすることをおすすめします。
フォントは基本的に明朝体で統一し、黒以外のフォントカラーの使用は控えましょう。強調したいところがあっても、色を変えると文字が浮いてしまいます。
履歴書は正式な書類なので、黒一色にしましょう。
以下では、パソコンで履歴書を作成する場合の注意点をまとめてご紹介します。パソコンで履歴書を作った人は最後に以下のルールが守れているか確認しましょう。
履歴書ダウンロード後PCで作成する場合のフォント
- 文字サイズは10.5~11pt(氏名のみ14~18pt)
- フォントは明朝体で統一
- 黒以外のフォントカラー(文字色)は使用しない
履歴書を作成したら、誤字脱字がないか必ず見直しをしよう
- 使用する目的・サイズ・項目で履歴書のフォーマットを選ぶ
- コピー用紙は上質なものを使用する
- ボールペンで手書きし、修正ペンを使わない
本記事では、履歴書の選び方について詳しくご紹介しました。
履歴書は、自分のPRしたい部分に沿ったフォーマットで作成することが重要です。
採用側にわかりやすく伝えるための正式な書類となるので、作成する時も丁寧に、手を抜かず取り組みましょう。
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