ホリエモンこと堀江貴文が自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「仮想通貨の穴!?」〜vol.965〜』では、ホリエモンがALISのCEO安昌浩氏をゲストに招き、仮想通貨のリスクについて語った。
今回取り上げたのは、「日本初ICOが4分で1億円調達。世界と比較して国内ICOの盛り上がりや調達額が寂しいなーと思っています。日本国内の企業にこだわるつもりはないんですが、なぜICOする国内スタートアップ企業が少ないのでしょうか? 単純に様子見、動きが鈍いからでしょうか? これからどんどんALISみたいな国内スタートアップ企業が増えていくのか堀江さんの見解を教えてください」という質問。
ホリエモン「『COMSA』は100億円以上集めた」
ホリエモンは「ん?『COMSA』は50億円以上集めたみたいですが……」と回答。しかし、これは回答時の答えで、収録時には100億円を超えていたそうだ。
今回のゲストは、仮想通貨の話題にピッタリなALISのCEO安昌浩氏。彼は自身の会社について語った。
ブロックチェーンSNS、ALIS
ブロックチェーンを活用したソーシャルメディア・プラットフォームを作るプロジェクト「ALIS」。CEO安昌浩氏は自身のプロジェクトを「イメージとしては個人がブログを投稿するところに、いい記事を書いた人と記事をみつけた人に報酬としてトークンを配るもの」と説明した。
結局ICOでは、4.3億円程度の資金が調達できたそうだ。ALISは仮想通貨取引所として主に、海外のCryptopia(クリプトピア)やCoin Exchange(コイン・エクスチェンジ)を使っている。(2017年時点)
「申請したらすぐ取り扱ってくれるの?」とホリエモンが質問した。安氏は大手取引所に申請する際のプロセスを伝える。基本的に、大手の取引所は一定の審査を行い、時間を要するようだ。
ホリエモンによると、その審査の厳重さは「詐欺トークン」の多さに由来している。意図的な詐欺であろうと、そうでなかろうと、仮想通貨の安全管理は非常にむずかしい。大手の取引所でさえも、盗まれてしまうことが往々にしてあるのだ。
仮想通貨には落とし穴がある?
仮想通貨の「強盗」による被害額は、十億円単位にのぼる(2017年時点)。クラッカーたちは「バグ」という財布の穴を突いて、通貨を強奪するようだ。
物理通貨だと財布の中に入る金額は物理的に制限される。仮に財布に穴が開いていたとしても、被害額は十万円単位で済む。しかし、デジタルの財布(ウォレット)の大きさは無限大。「デジタルは大きさの制限がないので被害が大きい」とホリエモンは説明した。
ICOで資金調達を実現した安氏は、「ICOも一緒」と語る。ICOのプログラムに欠陥があったり、募集ページにアドレスを書き換えられたりすると、いとも簡単に大金を盗まれてしまうのだ。
ホリエモンは、「仮想通貨強盗」の詳しい手口を次々と教える。その対抗策として「スタティックなページをつくる」や「HPアップのパスワードもコアメンバーのみで管理する」を挙げた。
まだまだ問題が山積みの仮想通貨。たしかに管理がデジタルで行われるのは便利なシステムだが、相応のリスクは背負わなければならないようだ。
ホリエモンとゲストの安昌浩氏が仮想通貨のリスクについて語った『堀江貴文のQ&A「仮想通貨の穴!?」〜vol.965〜』。動画の視聴はコチラからどうぞ!
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