ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「中古マーケットの仕組みとお金の流れ!?」〜vol.943〜』では、ホリエモンが実はあまり理解されていない、目の前にあるアイテムを瞬時にキャッシュ(現金)化できるアプリ「CASH」のターゲットを解説(動画投稿2017年10月)。
現在はコンテンツ配信サービスなどを手がけるDMM.comに2017年11月、70億円で買収されているCASH(サービス継続中)だが、当時ホリエモンが語っていた内容を改めて振り返りたい。
当時ホリエモンチャンネルで取り上げたのは「買い取りアプリのCASHはこれからどうなっていくと予想しますか? 資金調達ができないと、資金がショートする可能性もあり、現状はかなり厳しい状況だと思うのですが」という質問。
ホリエモン「CASHの今後は資金調達次第じゃないかな」
ホリエモンは「うーん、資金調達次第だよね。確実に話題になったわけだから」と回答。
質屋アプリ「CASH」の今後を尋ねた質問。ユーザーの写真で値段を判断し、お金を貸してくれるサービス。サービス開始からかなり話題になり、安物の写真でお金をせしめる人が続出し、公開後すぐにサービスは休止状態になった。
現在はサービスも再開しているが、今後はどうなるのか。ホリエモンの回答は、正直まだわからないというものだ。
CASHのターゲットはメルカリに出品できない人?
ホリエモンは改めて、意外と理解している人が少ないCASHのターゲット層について解説。彼らの狙いは、簡潔に言えばメルカリに流れてしまった大黒屋などのユーザーを改めて回復させることち分析。
近年はメルカリの台頭で、これまで質屋に不用品を持っていってお金にしていた人の多くがそちらに流れてしまっている。
しかし、質屋をアプリ化したCASHが市場を開拓できれば、商品を質屋に2割増で流すことで質屋の市場回復も目指せるだろう。
そこで彼らがターゲットとするのは、メルカリで売るのが面倒くさい、あるいは芸能人など誰が出しているか身バレが怖い人。後者は、芸能人なら自分のグッズの在庫などをメルカリで売って足がついてしまうため、売ることができないといったケースだ。
例えばホリエモンも関わるポケットというアプリは、売りたいものを預ければ写真を撮って中古売買に回してくれる。CASHが狙うユーザーもここに近い。メルカリに流したら数万円になるかもしれないが、自分で売るのが面倒くさい、もしくは売ることができない人の物品を質屋に流すことで、メルカリとは異なる中古のマーケットを開拓するということだ。
この試みが成功するかどうかを判断するには、もうしばらく時間がかかりそうだ。
ホリエモンがCASHの狙いについて語った『堀江貴文のQ&A「中古マーケットの仕組みとお金の流れ!?」〜vol.943〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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