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シリーズ興収1兆4000億円!最新作「アベンジャーズ╱インフィニティ・ウォー」キーワードは“ケミストリー”

清藤秀人

2018/04/27(最終更新日:2018/04/27)


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シリーズ興収1兆4000億円!最新作「アベンジャーズ╱インフィニティ・ウォー」キーワードは“ケミストリー” 1番目の画像

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に属するスーパーヒーローたちの単独主演作と、 彼らがチームを組む「アベンジャーズ」シリーズとを交互に製作し、シリーズ最高のメガヒットとなった前作「ブラックパンサー」まで、数えて全18作。

 その全興収は実に1兆4000億円超!! そして、シリーズの分岐点になると言われる最新作「アベンジャーズ╱インフィニティ・ウォー」が、いよいよ本日公開となった!

 そこで、いち早く見どころを紹介しよう。

シリーズ全18作の全興収は1兆4000億円!

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  まず、かつてないほどプロットが明確だ。既報の通り、物語の発端は6つ集めれば世界を滅ぼすことができると言われる“インフィニティ・ストーン”を、宇宙最凶の魔神、サノスが手に入れようと動き出す、というもの。

 サノスは、MCUのはぐれ者軍団、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの宿敵であり、ニューヨークを襲ったエイリアン軍団の黒幕だ。とまあ、過去作とのリンクはあるものの、ビギナーにとって別段ハンデはない。

 と言うのも、今作はそのサノスの野望を未然に食い止めるため、新たにガーディアンズを加えたアベンジャーズが、おおまかには3つのチームに分かれ、各々のスキルを最大限発揮しつつ死闘を展開するというストーリーが、とても分かり易く描かれているからだ。

チームプレイとメンバー間の“ケミストリー”

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 3つのチームは、アイアンマンやスパイダーマンたちのチーム・1、MCUで最も人気が高いキャプテン・アメリカやブラック・ウィドウのチーム・2、そして、ソーとガーディアンズのチーム・3。

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 各チームの連携を診断すると、互いに新装備(見てのお楽しみ!)を装着して任務を遂行するアイアンマンとスパイダーマンが、素に戻るとまるで親子みたいな関係を育み、笑わせ、かつて正義に対する見解の相違から、盟友のアイアンマンと袂を分かったキャプテン・アメリカがさりげなく前線に復帰し、寡黙に役目を全うする一方で、ソーとガーディアンズが絶妙の掛け合いで空気を和ませる。個人的な好みで言うと、チーム・3の生き抜き具合が捨て難い。

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 例えば、ガーディアンズのメンバーがクリス・プラット扮する仲間のスター・ロードと、クリス・ヘムズワース演じるソーとの見た目の違いをイチイチ比較してスター・ロードをおちょくる場面。

 比較的シリアス路線の「アベンジャーズ」にガーディアンズが初参戦したことで生まれる楽屋落ち的な笑いが、今作の肝。ブラックパンサーが王として君臨する超文明国家、ワカンダも、しっかり戦いの舞台として機能しているのでお楽しみに。

果たして、サノスは6つの石を手に入れるのか?

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 その間にも、サノスはあらゆる場所に瞬間移動できる青色の“スペース・ストーン”、人を自在に操ることができる黄色の“マインド・ストーン”、世界を闇に飲み込む赤色の“リアリティ・ストーン”、惑星を一瞬で破壊する紫色の“パワー・ストーン”、時間を操作できる緑色の“タイム・ストーン”、そして、最後の6つめ(?)を遂に手に入れようとする。

 1つ1つ増えるうちに次第にパワーアップしていくサノスのおぞましさは半端ない。

 サノスとかつて彼の養女として育てられたガーディアンズのメンバー、ガモーラを結びつける絶ち難い親子の絆と確執、アベンジャーズを総動員しても阻止できないサノスの野望がもたらす地獄絵、そして、当然、エンドロール後には次回作への繋ぎも描かれる「インフィニティ・ストーン」。

 それを総括すると、キャラクターの離合集散が招くマンネリズムを、明確なストーリーラインとキャラクター間のケミストリーで果敢にクリアした、期待に違わぬ最新作、ということになりそうだ。

【作品情報】
「アベンジャーズ╱インフィニティ・ウォー」
4月27日(金) 全国ロードショー
公式ホームページ:https://cpn.disney.co.jp/avengers-iw/
©Marvel Studios 2018


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