2018年4月22日、乃木坂46は東京・日本武道館にて生駒里奈の卒業公演「生駒里奈 卒業コンサート」を開催した。
今回で4回目となる日本武道館での乃木坂46単独ライブは応募総数30万、動員数1万2000人とチケット倍率が異例の30倍に。同時に全国128館の映画館でライブビューイングも行われ、約6万人を動員したと発表された。
初代センターを担当した“猫背だった”少女の卒業コンサート
生駒は乃木坂46の1期生として2011年にグループメンバーとなり、2012年リリースの1stシングル「ぐるぐるカーテン」から5thシングル「君の名は希望」まで初代センターを務めたメンバー。
そんな彼女の卒業コンサート1曲目を飾ったのは「乃木坂の詩」。イントロが始まり、メンバーがステージ両端に揃った所で中央から登場した生駒里奈が「楽しんでいくぞ!」と叫ぶと、それに負けず観客も声を上げた。
生駒はソロ楽曲「水玉模様」を歌い上げMCで「4月の日曜日に時間を作って集まってくれて本当にありがとうございます!最後の最後までこんな感じかと思ってます。直前まで練習したんですけど、結局上手くならなかったですね(笑)」と会場の笑いを誘った。
続いて3期生曲「トキトキメキメキ」、2期生曲「スカウトマン」、1期生曲「Against」、選抜メンバーでの「シンクロニシティ」と、4月25日にリリースされる「シンクロニシティ」収録曲を初パフォーマンス。
その後、生駒のAKB48兼任メンバー時代の楽曲「初日」、「てもでもの涙」、「心のプラカード」や生駒里奈・生田絵梨花・星野みなみで構成されるユニット「生生星」での楽曲「ここじゃないどこか」、「満月が消えた」を披露。
後半には乃木坂46公式おにいちゃんであるバナナマンの2人からのコメントや生駒本人が大ファンと公言しているコミック・アニメ『NARUTO -ナルト-』の主人公ナルト役声優・竹内順子氏から音声コメントがあり、彼女も驚き涙した。
ライブ終盤に向けて定番曲「ハウス!」や「君の名は希望」、「悲しみの忘れ方」を展開。そんな中「悲しみの忘れ方」歌唱中には、桜井の合図でスクリーンに生駒の父母よりメッセージが映し出され、再度彼女を涙させる一幕も。
最後は生駒が「この曲が私が死ぬまで私の代名詞になるでしょう。そう言わせて下さい」と言うと「制服のマネキン」を披露し本編の幕を閉じた。
アンコールのMCでは生駒が1人で登壇し、思いの丈を伝えると再度メンバーが登場し「ぐるぐるカーテン」をパフォーマンス。
ダブルアンコール前にはプロデューサーである秋元康氏からのコメントも流れ、その後登場した彼女は「私は自分のためには頑張れない。何かのためにしか頑張れないです。こんな私をこれからもよろしくお願いします!」と頭を下げると本日2回目の「君の名は希望」がスタート。
メンバー1人1人から生駒にバラが手渡され、最後にメンバーが後ろを向くと、42人のメンバーによる「生駒ちゃんとの沢山の思い出忘れない!大好きだよ♡そして本当にありがとう。」という彼女への感謝の気持ちを綴ったメッセージが!
生駒は再び涙を流したが、最後は笑顔で感謝を述べ「生駒里奈 卒業コンサート」は終演した。
乃木坂46の7年の歴史を最前線で活動した生駒里奈。今の乃木坂46があるのは間違いなく彼女のおかげと言っていいだろう。
そんな彼女の笑顔を見ると“引き際の美しさ”と“夢にチャレンジし続ける強さ”と感じた。
彼女の新たな道へと踏み出す姿勢は、ビジネスパーソンも大いに共感・学ぶべきものがあるだろう。今後の生駒里奈の活躍に期待したい。
【乃木坂46 生駒里奈 卒業コンサート セットリスト】
M1 乃木坂の詩
M2 おいでシャンプー
M3 太陽ノック
M4 水玉模様
M5 トキトキメキメキ
M6 スカウトマン
M7 Against
M8 シンクロニシティ
M9 初日
M10 てもでもの涙
M11 心のプラカード
M12 ここじゃないどこか
M13 満月が消えた
M14 あらかじめ語られるロマンス
M15 無口なライオン
M16 指望遠鏡
M17 月の大きさ
M18 ハウス!
M19 君の名は希望
M20 悲しみの忘れ方
M21 制服のマネキン
EN1 走れ!Bicycle
EN2 シャキイズム
EN3 ぐるぐるカーテン
WEN 君の名は希望
■乃木坂46公式Webサイト
https://www.nogizaka46.com/
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