日本では9番目のストアとなる、Apple新宿が、4月7日の10時にオープンする。
Apple新宿は、新宿区・新宿三丁目の新宿マルイ本館1階を使った形の店舗となり、アップルがグローバルで推進している「タウンスクエア」のコンセプトを取り入れているのが特徴だ。
Apple新宿が4月7日にオープン!
店舗に入ってすぐに目につくのが、6Kの巨大モニター。このモニターの前には、シンプルな箱形をした革張りの椅子が置かれており、店舗を訪れた利用者が座れるようになっている。
このスペースは「フォーラム」と呼ばれ、「Today at Apple」として様々なセッションが開催される。
アップルはクリエイティブな講座に力を入れており、写真や動画、アート、デザインなどのレクチャーを受けることができる。
アップルのシニア・マーケットディレクター、デニー・トゥーザ氏によると子供や教師、起業家向けのセッションも用意しているという。Apple新宿のオープンにあたって、日本全国のストアで「家紋」をテーマにした特別なセッションも開催される予定だ。
コンセプトのタウンスクエアとは、「街の広場」を意味する言葉だ。Apple新宿も、「新宿にある広場だと考えている。ここでつながりを築き、自らの創造性を解き放ってほしい」(同)という考えで設計されている。
フォーラムを中心に据えた設計になっているのはそのためだ。外から中を見渡せる長さ37メートルのガラスを採用し、新宿の街との一体感も演出した。
もちろん、店舗として、アップル製品を購入することもできる。
iPhone、iPad、Apple Watch、Macといった同社の主力製品は木材のテーブルの上に設置されているほか、「ショッピング街のショーウィンドウからインスパイアされた」(同)壁にも、アクセサリーなどが並べられている。このスペースはフォーラムに対し、「アベニュー」と呼ばれる。
製品の販売だけを目的とした無機質な店舗ではなく、ユーザーとのコミュニケーションを重視した店舗設計になっているのが、新しいコンセプトのAppleストアだ。160人以上というスタッフには、他のストアで経験を積んだ、選りすぐりのメンバーがそろえられた。
アップルは、Apple新宿を皮切りに、タウンスクエアを取り入れた店舗を日本でも増加させていく方針。トゥーザ氏は「リテールにさらなる投資を続けていく」としながら今後5年で、数店舗のストアを開設する計画を語った。すでにアップルは、ストアができる街の特徴を表していると思われる、2つのアップルロゴを公開している。
この2店舗は、2018年内にオープンする予定だが、トゥーザ氏の発言からは、この2店舗以外にも計画があることがうかがえる。現在改装中の、Apple渋谷もタウンスクエアのコンセプトを取り入れた店舗になる可能性は高そうだ。
オープン初日には、Tシャツとバッジがプレゼントされるちなみに、オープン初日の4月7日には、記念のTシャツとバッジが配布される。
どちらにも、Apple新宿のネオンをモチーフにしたロゴがあしらわれており、ファンにはたまらない一品になりそうだ。新宿を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみたい。
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