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職場での「顔と名前の認識」が離職率を食い止める?カオナビ総研が調査

U-NOTE編集部

2018/03/30(最終更新日:2018/03/30)

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厚生労働省が2017年に発表した「新規学卒者の離職状況」によると、新卒就職者の3年以内での離職率が2年ぶりに増加。依然32.2%と高いことから、働き方改革が進むも人材管理が上手く進んでいない現状が浮き彫りになっている。

「カオナビHRテクノロジー総研」(以下:カオナビ総研)では、個人を把握する上で最も基本的な“顔と名前の認識”に着目。20代~50代の一般社員、男女600人に対し「社内コミュニケーションと働き方」に関する調査を実施した。

自分の顔が職場内でどのくらい認識されていると思うかを聞いたところ、顔と名前を「よく覚えられている」「まあ覚えられている」と感じる人は47.3%だった一方で、「あまり覚えられていない」 と感じる人が52.7%と半数以上にのぼった。

顔と名前を認識されている実感は、離職意向を低下させる

社内の人から顔と名前が覚えられていることによって離職意向にどのような影響があるかを調べたところ、「あまり覚えられていない」と感じている人ほど、離職意向が高いことがわかった。

(図1)離職意向が高い人の割合は、「よく覚えられている」と感じている人が、25.4%に対し、「あまり覚えられていない」と感じる人は36.4%という結果に。

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社員の離職を防ぐ解決策の一つとして、社員の名前を呼んで挨拶する、声をかけるなどでも重要なコミュニケーションとして有効といえそうだ。

顔と名前を認識されている実感は、モチベーションアップにも

また、仕事のモチベーションへの影響を調べてみると、顔と名前を「よく覚えられている」と感じる人の中で高いモチベーションを持っている人は53%、「まあ覚えられている人」と感じる人の中では41.7 %、「あまり覚えられていない」と感じる人の中では33.5 %となった。

「顔と名前を覚えられている」と感じる度合いに比例して、仕事へのモチベーションが高くなる傾向にあることがわかった。

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顔と名前を認識されている実感は、会社への満足度にも繋がる

続いて、会社への満足度にどのような影響があるのかをみてみると、モチベーション同様、顔と名前を「よく覚えられている」と感じる人ほど満足度が高かった。

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早稲田大学研究戦略センターの枝川義邦教授は、「顔と名前を覚えられていることは、その場所を「自分の居場所」だと強く感じられるようにするので、安心感が増すことやそのコミュニティに対するコミットメントを感じることにも繋がる」とコメント。

「『顔の見える』組織運営をしていくことが組織内の不満を少なくすると共に、安心してパフォーマンスを発揮できる組織としてモチベーションもあがっていく」と解説している。





社員の顔と名前を簡単に把握できる、クラウド人材管理ツール『カオナビ』

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『カオナビ』は、顔写真が並ぶシンプルな画面から一元化された人材情報をクラウド上で簡単に共有できるプラットフォーム。

社員の顔や名前、経験、評価、スキル、才能などの人材情報を一元管理して可視化することで、最適な人材配置や抜擢といった人材マネジメントの効率化とともに企業の生産性向上に貢献している。

サイバーエージェント、日清食品ホールディングス、テルモ、トゥモローランド、VOYAGE GROUPなど、現在700社以上の成長企業で人材マネジメントのプラットフォームとして活用されてる。

製品サイト:https://www.kaonavi.jp

構成・文:BRAND TIMES


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