ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「意外と出来る銭湯ビジネス!?」〜vol.938〜』では、ホリエモンが廃業の話も多い銭湯業界の現状と、近年行われている魅力的な施策を語った。
今回取り上げたのは、「以前堀江さんは銭湯に期待していると言っていました。私は銭湯が好きでなんのノウハウもありませんが、とりあえず銭湯を経営したいです。
しかし、銭湯経営の多くは個人でやっている方が多く、なかなか適した物件がありません。銭湯に何も関係ない私が経営するには、廃業したところを探すか、跡取りがいなくて困っているところに頼み込むしかないのでしょうか」という質問。
銭湯を継ぎたい人がいない?
ホリエモンは「銭湯情報のサイトを覗いてみたらどうかな。何軒かあるみたいだよ」と回答。
銭湯経営をしたいが、親族経営ばかりでどうやって手を出せばいいかわからないという質問者。そこでホリエモンは銭湯の情報サイトを見てみることをオススメしている。
今回のゲストで西麻布にある「現代の湯治場」ことルフロを経営する三田直樹氏がこうした情報に詳しいのはもちろん、ホリエモンもインタビューを受けたことがあるそうだ。
さらに三田氏によれば、近年は若者が銭湯文化を残そうと活動しているケースは比較的多いらしい。とはいえ、これはあくまで「文化遺産」としてであって、質問者のように実際に自ら手を動かして経営しようと思う人はほとんどいないらしい。
質問者がいうように銭湯はファミリービジネスとしての側面がかなり強く、新たな店舗を出す際にも親戚がそれを担当することがかなり多かったようだ。
ホリエモン「やり方次第では盛り返すんじゃないかな」
戦後すぐの頃は、今では信じられないほどに銭湯が儲かっていたのだという。その理由はいたってシンプルで、家に風呂がなかったから。
1日1回ほぼ全員が300円近く落とす様は権利ビジネスのようなもので、そこで集まった資金を元手に親戚が新たに建てるなどして、少しずつ需要が減っていったのだ。
こうした背景からいまはどんどん数が減っている銭湯だが、センスのある場所では菖蒲湯を取り入れたり、ジャズイベントや初音ミクとのコラボを開催したりするなど、先進的な取り組みも行われている。いろんな分野と組みやすい業界でもあるのだ。
中でもホリエモンが注目しているのは、アパホテル。ここではなんと、マンションとホテル、そして銭湯を1つの建物に集約しているのだとか。すると住人はそれぞれの部屋の風呂を使わずに銭湯に通うため、建物全体の光熱費が削減でき、さらに大浴場付きの部屋ということで入居者からのウケもいい。まさに三方良しの施策なのだ。
黄金期を担っていた世代やその子供世代が退き、減少傾向にある銭湯。とはいえやり方次第で十分復活も可能なはずだ。
ホリエモンが銭湯業界の歴史を語った『堀江貴文のQ&A「意外と出来る銭湯ビジネス!?」〜vol.938〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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