ラリー・ペイジ編では、Google社を創業したペイジ氏が「コンピューターとの出会い」と「Google社のきっかけ」、「将来のビジョン」について語った。
今回は、ブリン氏の「Googleのきっかけ」「Googleの役目」と「Googleで達成したい目標」が語られた。
なお、本インタビュー映像は意欲的な起業家を応援する企業Corporate Valley社による提供。
Google社設立に至った要因
※5:58~9:07より抜粋
セルゲイ・ブリン氏:小学生で手に入れたときからずっと、コンピューターには熱烈な興味をおぼえていた。何年か経ち、僕はスタンフォード大学のコンピューターサイエンスの博士課程を履修する。
「オンライン上で世界中の情報が公開された現代において、なにができるか」という純粋な探求心がGoogle社をつくったんだ。共同創業者であり、相棒であるラリー・ペイジと一緒にね。
インスピレーションの源
セルゲイ・ブリン氏:子供の頃から、僕は科学的好奇心を常に持っていた。数学が大好きで、問題を解くのは楽しかったよ。
実際、学部生として数学とコンピューターサイエンス、両方の学位を取得したしね。
次第にコンピューターに焦点を当てたのは、莫大な力を人間に与えるからだ。今では、PCは1秒で何億もの動作をしている。当時は想像しがたいことだよ。
コンピューターを活用し、ビデオゲームの枠を超えた実用的なものを生産できる、という事実が最たるインスピレーションだった。
Googleで達成したい目標
セルゲイ・ブリン氏:Google社のミッションは、世界中のすべての情報をアクセス可能にし、便利にすることだ。現在、情報の数は億を超えていて、膨大なリソースとなっている。
歴史上、秒単位で世界中の情報を得ることは不可能だった。現在では、実現されている。情報に利便性を持たせるには、求めている情報へアクセスするための効率的な方法が必要だ。Google社で、まさに取り組んでいることだよ。
僕は、個人がいかなる情報でも瞬時で得られる未来を望んでいる。
幸運なことに僕はスタンフォード大学に在席し、データマイニング――膨大な量のデータを解析し、パターン認識すること――に興味を持ち、同時期にラリーが入学した。彼がダウンロードしたWebリンクは、興味深いデータばかり。
共同作業の中で好奇心からデータを覗いただけでも、さらに優れた検索エンジンづくりが可能なことに気がつく。古い検索エンジンの技術から、問題に興味を持つようになり、すばらしい検索エンジンが及ぼす大きな影響を認識した。
新たらしいテクノロジーの創出を続けたからこそ、今のGoogleがある。明日のために、僕たちは新たなテクノロジーをつくり続けるよ。
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