ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「販売はコミュニケーションだ!!」〜vol.934〜』では、ホリエモンが販路戦略に悩む質問者に厳しいアドバイス。
今回取り上げたのは、「通販業者です。モール出店が主で楽天で月商300~400万前後くらいです。カラーミーで自前店舗を作り半年経過しましたが、月商10万円もいきません。楽天や他モールでは売上があがっているので売れない商品ということではないと思います。
社内でサイトを作り、モールのリピーター様の流入を期待し色々キャンペーンをしましたが効果は非常に薄いです。独自の製品があるわけではない零細企業がオリジナル店舗を作るにはハードルが高い時代だと思います。
このままモール出店にさらに勢いをつけ売上げを上げることが無難かと思うのですが、店子はモール運営会社の方針で簡単に切られてしまうので安定には遠いです。モールと自前店舗でこれだけ売上に差がある現状どうすれば打開できるでしょうか?」という質問。
ホリエモン「どこで売るかは本質的な問題じゃないよね」
ホリエモンは「独自の商品があったとしても、すぐに類似商品が売られてしまうのが今の世の中。モールで売れるのは手数料の代わりに検索流入などがあるからだろうけど、それは別に自分たちで検索連動広告を出稿したり、SNS向けのターゲット広告などを試したり、広告のABテストをやったりすることと同等なのでは? 面倒な作業をモール任せにするからそんな愚痴につながっているんだと思うよ」と回答。
楽天で通販モールを運営する一方で、自社でもネットストアをもっているという質問者。楽天のモールに比べて自社サイトの売り上げがかなり少なく、両者の格差を埋める方法を尋ねている。
しかし、ホリエモンからすれば、この悩みは本質的なものではない。自社サイトであってもどこかに出店するのであっても売り上げを伸ばすためにすべきことは基本的に変わらないからだ。
ホリエモン「モノを売ることもコミュニケーションだからね」
楽天モールと自社サイトで商品を売るのは、言ってみればデパートに出店するか自分で露店を出すかという違いと変わらない。
今回のゲストで「東大から刑務所へ」をホリエモンと共著した大王製紙前会長の井川意高氏も自身の経験から「商品を売るためにはチラシを出して終わりではなく、面倒臭がらずに知恵を絞らなければならない」と話す。
これに加えてホリエモンによれば、地方のマニアが経営する酒屋などでは店主にファンがつくことも少なくない。店主のセレクトやその人柄に惹かれて、またこの店に行きたいと思ったことは誰にでもあるのではないだろうか。
どこで売るかで差別化するという表層的な部分ではなく、その店自体を目当てにする人を増やすことは、経営戦略の1つの答えのはず。そのために何ができるのかを考えるのが、ストア運営者のすべきことなのだ。
「モノを売ることも1つのコミュニケーションだからね」とホリエモン。ファンがつけば、売り出す場所がどこであっても自然と売れ行きは伸びていくはずだ。
ホリエモンが販売戦略の考え方を語った『堀江貴文のQ&A「販売はコミュニケーションだ!!」〜vol.934〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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