ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「数打たなきゃ当たらない!?」〜vol.933〜』では、ホリエモンがバズを生み出すために欠かせない要素を語った。
今回取り上げたのは、「情報の伝え方(宣伝)について質問です。佐々木俊尚さんのメディア論を参考にしています。既存のメディアのように視聴者に一方的に伝える流れから、バズフィードのように人々の感情に作用しながらシェアで口コミのように拡散していくというトレンドに乗りたいと思います。
SNSのフォロワーを集めて自社の商品を広告に頼らすPRしていくという考えなのですが、イマイチ上手くいっていません。予算度外視のイベントを仕掛けるとか話題性、面白さをユーザー目線で考えユーザーが喜ぶことを続けていけば結果は出て来るものなのでしょうか?」という質問。
ホリエモン「センスのある人を雇うのがいちばんの近道だよね」
ホリエモンは「度外視かどうかではなく、企画の面白さは単純にセンスに寄るところも大きいので、試行錯誤して改善するかセンスのある人に頼るしかないよね」と回答。
感情に訴えかけて口コミによるシェアで宣伝をしたいというメディア運営者からの質問。予算度外視のイベントなど大きな企画を仕掛けるべきか悩んでいるが、ホリエモンは規模の問題ではなくセンスの問題だとズバリ。
人の感情を揺さぶるのが目的なのだから、お金をたくさんかけるというよりも、ユーザーの心に訴えかけられるような企画や言葉を作れる人が重要になるのは、ある意味当然なこと。だからお金を使うのなら、そうしたプロを雇う方向にシフトすべきなのだ。
とはいえ、センスのある人であっても必ずしもバズを生み出すとは限らないとホリエモン。そこで例に出すのは、糸井重里氏や秋元康氏、そしてピカソだ。
ホリエモン「ピカソは生涯で2万以上も作品を手がけてるよ」
例えば私たちは、糸井氏は有名な広告コピーをいくつも作っているが、それはあくまで彼のコピーの中でヒットしたもの。その裏には世に出す前に自信がボツにしたものが無数にあるのだ。
ホリエモンは著書「多動力」がヒットした頃、秋元氏に褒められたが同時にもっとたくさん本を書くべきだと言われたという。本当の傑作を作るためにはひたすら数を打つ必要があるからだ。
秋元氏も「川の流れのように」など有名作が数え切れないほどある一方で、あまりヒットしなかった作品もあるはず。同じように、ピカソは生涯で2万点以上の作品を生み出しているのだ。
センスがある人間は、初めから類い稀なセンスを持っている訳ではない。何度も失敗を繰り返して、その中で傑作を生み出す腕と嗅覚を身につけたのだ。
ホリエモンが成功者に共通する要素を語った『堀江貴文のQ&A「数打たなきゃ当たらない!?」〜vol.933〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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