様々な企業が増えていく中、競争相手に負けないような斬新なアイデアが必要とされてきている。社員がアイデアを共有する場として、最も一般的なのはミーティングだ。
知っての通り、日本人は従来消極的で、自ら手を挙げるような人は少数派。ジャーナリストであるスティーブン・ダブナー氏によるとイノベーターたちも同様であるらしい。
ダブナー氏はメディア「Big Think」にて「イノベーションを促進する職場づくりの必要性」について語った。
イノベーションを促進する職場環境づくりの必要性
ダブナー氏:従業員がベストを尽くすように試みること――特に新しい挑戦をしイノベーションを起こすこと――はなんとも皮肉な話。
これは、革新的なアイデアを持つような人物の性格とミーティングでとても上手にプレゼンテーションをするような人物の性格が共通しないためである。
営業部門と研究開発部門の違いに似ているよ。企業でセールスやマーケティング部にいる人間と研究開発部にいる人間は全然違う。
ミーティングを開き、ブレーンストーミングを通じて良いアイデアを集める、という伝統的な手法でイノベーションを促進したとしよう。ここで問題になってくるのは、「イノベーションを得意とするような人物は多くの場合において、ミーティングでのプレゼンテーションや説得を最も苦手とする人物である」ということ。
証拠の一部として、真のイノベーターのほとんどが、集団で仕事をしない。
イノベーションに失敗はつきもの。そして公共の場での失敗は自尊心や自信をひどく傷つける。だからこそ、「失敗してもいい」と心から感じられるような職場環境づくりが必要なんだ。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう