株式会社リンクエッジは、アフィリエイトASP事業において急成長を続けるベンチャー企業。アフィリエイターと広告主を直接結びつけるプラットフォーム「Link-A」により、シンプルで風通しの良い環境を提供している。
そんなリンクエッジが自社でエンジニアを抱えたのは、ごく最近のこと。これまでは外注業者にシステムインテグレーションを任せていたが、事業拡大、海外進出に伴い、エンジニア部門を社内に構えることとなった。そこで、現在立ち上げメンバーを募集している。
チームビルディングに一から参加できるうえ、潤沢な資金力でシステム設計・開発に腕を振るえる。そんな同社ならではのやりがい、求める人物像について、専務取締役の安田敦さん、唯一のエンジニアである花房成光さんに話をうかがった。
[プロフィール]安田敦/株式会社リンクエッジ
2008年より、ngi group株式会社(現ユナイテッド株式会社)にてネット広告営業に従事し、新卒2年目でチームマネージャーに就任。就任当時、月商500万円だったチームを率い、1年で月商8000万円まで1600%成長を達成。その功績により年間MVPを受賞。2011年、大学時代からの友人でもある川合幸治氏とともに、株式会社リンクエッジを創業。
組織の歯車ではなく、自らチームビルディングに参加してほしい
専務取締役の安田敦さんは、代表取締役・川合幸治さんと2人でリンクエッジを立ち上げた創業メンバー。当初は営業だったが、営業職の社員が増えた現在は、財務、管理、事務、マーケティング、プロジェクトマネージャーなどあらゆるミッションを任されている。
——起業して良かったと思うのは、どんなことでしょう。
安田:すべてが自分の責任になるところですね。誰かのせいにできないつらさはありますが、自分で「こうしたい」とすべて決められるので充実感があります。それに、会社を立ち上げるのはやっぱり楽しいんです。前職では創業者が作った道を走るだけでしたが、スタートアップは道を作るところから始められ、充実感を味わっています。
——求める人物像について教えてください。
安田:僕らが起業したのは、フィーチャーフォンからスマートフォンにシフトし、モバイル業界の勢力図が変わったタイミングでした。以降、業界の変化はさらに加速し、アフィリエイトの手法もGoogleの仕様もどんどん変わっていきました。そのため、変化に強い人、変化に耐えられる人を求めています。
——さまざまな職種で人材を募集していますが、エンジニア職ではどのような事業に参加できるのでしょうか。
安田:弊社で昨年秋に採用した花房はコードを書くだけでなく、エンジニアの採用活動や社内の情報システム部門も担うなど業務が多岐に渡っています。
新たに加わるエンジニアにも、組織づくりやルールづくりにかかわっていただきたい。組織の歯車ではなく、自らチームビルディングに参加してほしいと考えています。営業職に従属するのではなく、互いに意見をぶつけあって良いチームを作っていきたいです
事業に関しては、業界構造を変えるという点にやりがいを感じていただけるはずです。僕らが提供するのは、中間業者なしにアフィリエイターと広告主を直接つなぐASPです。
アフィリエイターと広告主がビジネスパートナーとして良い関係を築き、利益を最大化できるよう、両社の関係を“見える化”したい。そのための課題解決を担うのが、エンジニアです。また、台湾をはじめとするアジア諸国への海外進出も進めています。我こそはという方に、入社してほしいですね。
——会社の制度、福利厚生についてお聞かせください。
安田:ランチ代金の補助システムがありますが、今後は健康に役立つ福利厚生を考えていきたいですね。例えば、現在は年に1回の健康診断を、年に2回にすることも考えています。代表の川合は健康意識が強いので、社内に健康器具もたくさんあります(笑)。冬場になると、病院で使うような業務用の巨大加湿器もリースしています。エンジニアは座りっぱなしの仕事なので、できるだけ健康を気づかっていきたいですね。
——スタッフの評価軸についてはいかがでしょう。
安田:同僚や部下など、周囲に関心を持つ人を評価したいと考えています。周りへの関心が高く、気遣いができる人が増えれば、組織としても強くなるはず。そういった人が出世すれば、部下の感情も細やかにくみ取れるでしょう。
ほかには、会社で何か決まった時に「はい、やります!」と言える人。つまり、新しい決断に賛同し、すぐ動ける人ですね。もちろんリスクがある時には指摘すべきですが、やると決まったら「行くぞ!」と盛り上がれる人。社員数が少ないため、水を差すタイプが多いと会社の勢いも失速してしまうんです。
——職場の雰囲気はどうですか?
安田:あまりベンチャーらしくないかもしれません(笑)。上意下達のピラミッド構造など、大企業の良いところは取り入れています。上司と部下という構造にしないと組織がまとまりませんし、責任の所在もわからなくなりますから。体育会系ではありませんが、上司と部下はきっちり分けています。
——現在、安田さんは専務取締役として幅広い領域をカバーしています。仕事のやりがいはどんな時に感じますか?
安田:起業していちばんうれしかったのは、初めてインターンや正社員を雇った時。勇気は要りましたが、「ここから会社が始まる!」と背筋の伸びる思いがしました。現在やりがいを感じるのも、メンバーが成長し、活躍してくれる時です。会社の成長を感じる瞬間でもあります。お客様から社員や会社が褒められるのもうれしいですね。
——ベンチャー企業は人の入れ替わりが激しいですが、リンクエッジは人を大切にしている印象がありますね。
安田:確かにベンチャー企業は、人の出入りが激しいですよね。でも、勝ち残っている企業には、古参社員が多いんです。古くからの社員が抜けると、戦力がガクンと落ちますから。弊社でも社員をないがしろにせず、長く活躍し続けてもらうことが重要だと考えています。
こうした考えは、代表の川合の影響が大きいんです。起業当初、僕は「事業が優れていれば、人はついてくる」と思っていました。逆に、川合は「人が事業を作る」という考え方。仕事を続ける中で、彼の言うことが正しかったと実感しています。
——最後に、リンクエッジが目指す姿についてお聞かせください。
安田:アジアNo.1のインターネット広告企業を目指しています。アフィリエイターという個人が脚光を浴び、社会的に認められる。そんなカルチャーを作っていきたいです。
営業主導の“一輪車”を、エンジニアの力で“自転車”にしたい
一方、現在リンクエッジのエンジニアとして、組織作りに奔走しているのが花房成光さん。どのようなエンジニアを求めているか、チームマネージャーの立場から語っていただいた。
[プロフィール]花房成光/株式会社リンクエッジ
立命館大学大学院卒業後、株式会社NTTデータに就職。大規模プロジェクトの開発メンバー、リーダー経験および、お客様先でのシステム開発要件調整等を担当。持ち前の接しやすさを武器に様々なメンバと良好な関係を築きつつ、多くの開発案件を完遂。その後、リンクエッジ1人目のエンジニアとして参画。
——花房さんは大企業から転職し、リンクエッジに入社したそうですね。
花房:SIer業界で、お客様のご要望に応えるシステム設計を行なっていました。最後の1年はお客様先に常駐し、コンサルティングのようなこともしていましたね。その経験から、「お客様の要望に応えるだけでなく、自社サービスを展開するためのシステムを作りたい」と思うようになったんです。自社プロダクトのために、一からシステムを作ったほうが自分の満足感も上がるのではないかと。そこで、リンクエッジに転職しました。
——大企業からベンチャーに転職するのは、ハードルが高かったのではないでしょうか。それでもリンクエッジに転職したのは、どんなところに魅力を感じたからでしょう。
花房:もともと会社の規模にはこだわらず、何ができるかを重視していました。私はコードディングも好きですが、今後のキャリアを考えた際、よりビジネス寄りの企画立案や組織構築といったことに興味があって。
そこで転職活動を始めたところ、リンクエッジに出会ったんです。その当時は「エンジニア部隊を作るところからトライしてほしい」と言われ、面白そうだなと思いました。創設したてのベンチャーなら、エンジニア部隊を一から作ることもあるでしょう。
でも、リンクエッジはすでに年商27億円を超えていました。IT系の企業でありながら、システム開発はすべて外注。しかし、外注では同じ熱量を持ったメンバーで開発ができないため、会社の核となるシステム作りはやはり内製化したい。そんなジレンマを抱えていたんです。すでに資金がある中で、エンジニアの組織づくりができるとなれば絶対に面白いですよね。そこでこちらに入社を決めました。
——現在の業務内容について教えてください。
花房:日々のミッションは、大きく分けてふたつあります。ひとつは採用活動。組織としてどのような人材が必要か、どんなエンジニア部隊を作るか、その部隊で何をミッションとするか。そういったことを考えて、採用活動をしています。
もうひとつは、現在提供している「Link-A」ではない新しいASP作りです。弊社は今、台湾でも事業を展開していますが、台湾向けに最適化したASPを作ろうとしています。その計画を練るのが、第二のミッションですね。
——エンジニアが採用にまでかかわるのは、非常に珍しいケースです。採用活動を任されていかがですか?
花房:幅広い業務にかかわりたいと思っていたので、ポジティブに捉えています。入社当初は管理部として、パートナー企業のカスタマーサポートや営業支援も行ないました。システムは利用者の立場にならないとわからないことも多いので、カスタマーが何を求めているか知るためにも、そういった業務に加わりました。
自社サービスを一から作るのであれば、「花房が作ったからこそ、うちの会社にとって最適なシステムになったね」と言われたいんです。そのためには、いろいろなことを知る必要があります。リンクエッジは人数が少ないので、ほかの部署と密にコミュニケーションを取り、お客様の意見を広く知ることができるのもメリットです。いずれは営業にもチャレンジしたいですね(笑)。
——社内のコミュニケーションも活発のようですね。
花房:そうですね。前職はエンジニアだけのチームで、営業と口をきく機会は年に数回しかありませんでした。前職では「お客様の要望を満たした機能を指定された納期で開発する」ということしか考えていませんでした。リンクエッジでは、開発したシステムによってどれだけの利益が生まれるのかしっかり意識しますから、新鮮ですし楽しいです。なおかつ、全体会議の場で改善提案などを自由に発言することもできます。「こうしたほうがもっと良くなる」という意見が、通りやすいんです。
エンジニアの中には、「ビジネス観を持ちたい」という人も数多くいると思います。自分が作ったものがどういう目的で作られ、誰が使い、誰が幸せになっているのか。リンクエッジでは、それをひしひしと感じることができます。ビジネス目線を持ちたい人には、おすすめの環境です。
——エンジニア部隊のリーダーとして、どのような人材を求めていますか?
花房:楽しみながら開発できる人。なおかつ最新技術をどんどん使いたい人。「これしかできない」「新しい技術を取り入れるのは難しい」というのではなく、「面白いものが出たぞ。うちのシステムに入れられないかな」と考えられる、ある意味変態チックなギークですね(笑)。そのうえでコミュニケーションを円滑に取れる人であれば、言うことありません。
——エンジニアの中には、「自分はこれを極める」という職人気質の方も少なくないと思いますが。
花房:もちろん、そういう方もいていいと思います。むしろ、スタートアップの段階ではフロントエンド、バックエンドのスペシャリストが欲しいです。ただ、今入社した方には後続の若手がどんどんついていくことになると思います。その際に、コミュニケーション能力が大事になると思います。
また、私のように「ほかの部署にも入ってみたい」「エンジニアにこだわらずにいろいろな経験をしたい」という方も大歓迎です。
——評価軸についてはいかがでしょうか。
花房:やはり最新の技術に敏感であるかどうかを、評価したいです。もうひとつは、売上です。売上貢献のためにシステムで何ができるか、自分なりに考えて提案してほしいですね。
——多岐にわたる仕事をこなしていますが、毎日お忙しいのではないでしょうか。残業も多いのは?
花房:弊社では心身の健康を大事にしているので、残業は推奨していません。現在は営業職の社員が多いのですが、エンジニアが入社してからもできるだけ残業は増やさないようにしたいですね。そのほうが良い仕事につながるとも思いますし、「ほかの会社のエンジニア部隊とは違う」というところを見せたいです。
——最後に、どのようなチームを作っていきたいか、展望をお聞かせください。
花房:弊社において、エンジニア部隊は最後発のチームです。今は営業が会社を支えていますが、今後エンジニアが入社したら「俺たちのシステムがあるから会社が成り立っているんだ」という気概を持ってシステムを設計・開発してほしいです。
今は営業による一輪車ですが、それを二輪のオートバイにすることで、リンクエッジをさらに躍進させる切り札になりたいですね。
エンジニアとして存分に腕を振るえるのはもちろん、組織づくりにも参加できるのがリンクエッジの醍醐味。
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