ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「思い込みをなくせ!!」〜vol.926〜』では、ホリエモンが女性の労働人口にまつわる問題点を語った。
今回取り上げたのは、「日本でも女性の社会進出が盛んになって久しいですが、今後は少子高齢化の問題もあり更に女性の社会進出は加速するかと思います。
そこで質問なのですが、女性の労働人口は将来、どのぐらいまで上がると思われますか? 男性と同じぐらいまで上がると思われますか?」という質問。
ホリエモン「大事なのは単純に女性の労働人口が増えることじゃないよね」
ホリエモンは「理論的にはそうなるよね」と回答。
女性の労働人口について尋ねた今回の質問。ホリエモンは、男性と同じくらいまで上昇するという意見におおむね同意している。
ここで「労働といってもそれがどんな労働なのかを考えなければならない」と指摘するのが、今回のゲストで元NHKアナウンサーとして知られ、現在はNPO法人8bitNews代表の堀潤氏。
例えば家事も労働として正当な対価が払われるようになれば、主婦(主夫)も立派な職業として認められるだろう。
つまりは、単純に女性の社会進出を増やすだけでなく、家庭や生活全般を維持するための活動をどう位置づけるかが重要になっているということ。女性が労働市場にたくさん出るだけでは、本当の意味で暮らしやすい社会が実現することはないだろう。
日本の女性は専門知識を活かせていない?
また、堀氏は日本の女性の社会進出について、高等教育を受けた女性が専門知識を活かした職に就けていないことだと話す。日本の女性は賢い人が多いのになぜそれを活かせていないのか、海外から疑問視されることも少なくないのだとか。
ホリエモンも自分の大学時代を思い出してそれに同意し、同期の女性にはマスコミ系がかなり高い人気だったと話す。もちろんマスコミも高度な知識が求められる職業ではあるが、自分の専攻とあまり関係なくてもこれらを志望する人が少なくないのが現状だろう。
ちなみにマスコミつながりでいうと、堀氏が以前勤めていたNHKは複数回に渡る産休・育休の取得を認めるなど、かなり手厚く女性を支援している。もちろんこれは、世間の手本になる働き方をしなければ受信料の徴収率に影響するという組織的構造も原因のようだ。
日本の女性が自分の専門知識を活かした職業に就けないもうひとつの理由として、堀氏は形式にこだわりすぎていることだと話す。
例えば日本の理想的な家庭モデルはいまだに男性がサラリーマンで女性が専業主婦に子供が2人という、今では簡単に実現できない家庭像のままだ。
ホリエモンチャンネルアシスタントの寺田有希氏も、女性と話していると多くの人が結婚を前提とした上で仕事やパートナーを選ぼうとしているのだと話す。こうした形式張った思考を少しずつほぐすことが、本当の意味で誰もが暮らしやすい社会を実現するのではないだろうか。
ホリエモンが女性の労働環境について語った『堀江貴文のQ&A「思い込みをなくせ!!」〜vol.926〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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