ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。
『堀江貴文のQ&A「合わせ技で稼ぐ!!」〜vol.924〜』では、ホリエモンがテレビとネットメディアの関係について語った。
今回取り上げたのは、「YouTuberはテレビ番組よりスポンサーの縛りがない分、自由なことができるためTVよりも豊富で密度の濃いコンテンツが作れると思いますし、タレントとしての素質でみると明らかにTVに出演されているタレントさんや芸人さんの方が上だと思います。
今後スマホ世代が大人になっていく上でTVの需要はなくなると思いますし、TVタレントは田村淳さんのようにTVタレントが逆に個人のメディアをもって自由なコンテンツをつくるべき思いますし、各プロダクションがネットメディアを持つべきだと思いますが、そこに移行しない理由は何だと考えられますでしょうか?」という質問。
単価が低いネットメディアでは、合わせ技で稼ぎを増やすことが大切!
ホリエモンは「単にリテラシーが低いから」と回答。
YouTuberのような個人タレントが順調に利益を出している中で、テレビ局や芸能プロダクションがそうした方向に舵を切らない理由を尋ねた質問。今回のゲストで元NHKアナウンサーとして知られ、現在はNPO法人8bitNews代表の堀潤氏は、テレビに出る一方でニコ生やAbemaTVにも出ている、まさにWebへの転身にも成功した1人だ。
そんな堀氏によれば、まだTVの番組とネットの番組では、タレントに支払われる単価が大きく違うのが大きな問題点。そのため、元々テレビで稼いでいる人がネットに進出する決心をすることがなかなかできない状況なのだ。
とはいえ、これからネットメディアのパイがますます増えることは確実なのだから、今からこちらの肌感に慣れておくことには大きな意味があるはず。堀氏は、どちらか片方、あるいは単発の番組に縛られず、合わせ技でどんどん儲かっていくようになるノウハウを自分で見つけていくのが大事だと語る。
ホリエモン「事務所が囲っているんだろうね」
一口にネットメディアといってもAbemaTVやYouTube、ニコ生やSHOWROOMなど、いまではその数もかなりのもの。しかも評価経済社会や投げ銭制度など、そこで上手くやるためのノウハウもかなり供給されている。
つまり自分で知識をキャッチアップできれば、ネットメディアで食べていくことだって可能だというのが堀氏の意見だ。彼は実際に、自分でのメディア立ち上げやクラウドファンディングなど、あらゆる手法を試してきたという。
こうした状況でテレビ業界から出ない人たちがいる状況をホリエモンは、「きっと事務所が儲からなくなるからコントロールしてる部分もあるんだろうね」と推測。
芸能事務所やプロダクションは稼いでいる人から利益を確保することで発展途上の人材を保護している面もあり、稼ぎ頭に抜けられたら経営が立ち行かなくなるのも事実だろう。
一方で、堀氏もNHKを辞めた時にはこれで自由になったと思いつつもかなり不安だったのだとか。その頃に朝生で共演したホリエモンから「言いたいことがあるなら安定して稼げるようにならなきゃ」という言葉をもらい、上述のような活動を積極的に行う決心がついたのだという。
もちろんタレントの中にも、実力はあっても自分で仕事を取ってくるのが苦手な人もおり、向き不向きはあるだろう。
それでも多くの人がテレビ以外の選択肢を知り、自分で道を選ぶようになる時代は確実に到来しているのだ。
ホリエモンがテレビとネットメディアについて語った『堀江貴文のQ&A「合わせ技で稼ぐ!!」〜vol.924〜』。動画が観たい方はコチラからどうぞ!
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